レポート
クルゼフスキ、復帰目標を“来季開幕”に設定——W杯落選で方向転換
トッテナムのデヤン・クルゼフスキは、スウェーデン代表のW杯予備登録55名から外れたことを受け、「来季の開幕に間に合わせる」ことを新たな復帰目標に設定した。
クルゼフスキは昨季のヨーロッパリーグ決勝前に「膝蓋軟骨の手術」を受けて以降、1年以上ピッチから離れている。
当初は2025年末の復帰を目指し、その後はW杯に間に合わせる“最後の望み”を追っていたが、今回の落選で完全に来季へ照準を移した形だ。
ポッター「非常に難しい決断だった」「彼は進歩している」
スウェーデン代表のグラハム・ポッター監督は、クルゼフスキの落選について次のように語った。
「デヤンについては、非常に非常に難しい決断だった。チームにとって何が正しいかを考えなければならなかったが、彼は長い戦いの中で進歩している。」
さらに、「今は彼が来季の開幕に向けて準備することが重要だ。リハビリは非常に大事な段階にあり、彼は前進している。来季のトッテナムで“走り出す”ことが目標になる。」と語り、復帰時期を明確に示した。
“異例の膝蓋骨損傷”が長期化の原因に
クルゼフスキの負傷は、一般的な膝蓋腱断裂ではなく、「膝蓋軟骨の損傷」という極めて珍しいケースで、
リハビリが複雑化し、復帰が何度も遅れた。
スパーズは攻撃の右サイドで彼の不在が続き、今季の得点力不足と創造性の欠如に直結している。
スパーズは残留争いの真っ只中——次戦は“36年で1勝”の鬼門チェルシー
スパーズは残り2試合で降格圏と2ポイント差。次戦はスタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦だが、「36年間で1勝」という歴史的な苦手会場での一戦となる。
クルゼフスキの復帰は来季に持ち越しとなり、今季の残留争いは彼抜きで戦うことが確定した。
記事解説
クルゼフスキの“来季開幕ターゲット”は現実的であり、最善の判断
クルゼフスキの負傷は極めて特殊で、通常の膝蓋腱損傷よりも回復が難しい。W杯に間に合わせるための無理な復帰は、キャリア全体を危険にさらす可能性があった。
今回の“来季開幕”という明確な目標設定は、選手にとってもクラブにとっても最も現実的で、長期的に見れば最善の判断と言える。
スパーズの攻撃構造は“クルゼフスキ不在”で崩壊していた
右サイドの創造性、ボール保持、前進力。クルゼフスキが担っていた役割は非常に大きく、彼の不在はスパーズの攻撃構造を根本から弱体化させた。
デゼルビ体制の再構築において、「来季の開幕に間に合うかどうか」は極めて重要なポイントになる。
ポッターのコメントは“落選”ではなく“保護”の意味合いが強い
ポッターは「非常に難しい決断」と繰り返し、クルゼフスキの努力と進歩を強調した。これは単なる落選ではなく、「選手のキャリアを守るための判断」というニュアンスが強い。
スウェーデン代表としても、完全復活したクルゼフスキを来季以降に迎える方が合理的だ。
投稿元:Tottenham: Dejan Kulusevski sets new injury return date after missing out on World Cup

