レポート
クルゼフスキ、W杯落選——1年以上の離脱が“夢”を奪う
トッテナムのデヤン・クルゼフスキは、スウェーデン代表グラハム・ポッター監督が発表したW杯メンバーから外れ、自身初のW杯出場の夢が潰える形となった。
クルゼフスキは昨年の春に膝蓋骨(パテラ)の複雑な損傷を負い、復帰が何度も延期されてきた。3月には膝の“クリーニング手術”を受け、本人は「W杯出場」を強く目標に掲げていた。
母国メディアの取材では、「100%W杯に出たい。それが自分を突き動かしている」「この映画はW杯で終わる。神のご加護があれば」と語っていたが、現実は厳しかった。
一方で、同じスウェーデンのルーカス・ベリヴァルはメンバー入り。同国の未来を担う18歳が選ばれ、
クルゼフスキとの対照的な明暗が浮き彫りになった。
デゼルビは“慎重な姿勢”——W杯出場には疑問を呈していた
デゼルビは先週の会見で、クルゼフスキのW杯出場について次のように語っていた。
「彼の状態を完全には把握していないが、今季一度もプレーしていない選手がW杯に出るのは難しい。」
この発言は、代表落選を予見していたとも言える。
ただしデゼルビは、クルゼフスキ本人とは連絡を取り合っており、「来週にはロンドンに戻ると聞いている」
と明かした。
最終節エヴァートン戦で“帯同の可能性”——復帰は目前か
デゼルビは、クルゼフスキが最終節エヴァートン戦(5月24日)でチームに帯同できる可能性を示唆した。
もちろん、試合に出る・ベンチ入りするという段階にはまだ遠いが、「チームの士気を高めるために帯同してほしい」という意図がある。
これは、負傷中のベン・デイヴィスをチームに帯同させ、マディソンをベンチに座り続けたのと同じ役割だ。
クルゼフスキの離脱は“スパーズの攻撃構造”に大きな影響
クルゼフスキは、ボール保持の安定・右サイドの推進力・守備の切り替え・セットプレーの質など、攻撃の軸となる要素を担っていた。
彼の長期離脱は、今季のスパーズの不安定さに直結している。
デゼルビ体制では、クドゥス、テル、シモンズらが代役を務めてきたが、「右サイドの完成形」はまだ見えていない。
W杯落選は“痛手”だが、スパーズにとっては朗報でもある
クルゼフスキ本人にとっては痛恨だが、スパーズにとっては、「無理な復帰を避けられる」という意味でプラスでもある。
W杯に出場していれば、短期間での強行復帰・再発リスクの増大・来季プレシーズンへの影響が避けられなかった。
クラブとしては、完全回復を優先できる状況になったと言える。
記事解説
クルゼフスキの“映画の結末”は変わったが、キャリアは終わっていない
本人が語った「映画はW杯で終わる」という言葉は叶わなかった。
しかし、まだ26歳・膝蓋骨の手術は成功・デゼルビが高く評価という状況を考えれば、キャリアのピークはこれからだ。
デゼルビの“慎重な復帰プラン”は正しい
デゼルビは、無理をさせない・本人の気持ちを尊重・チームへの帯同でメンタルを支えるというバランスの取れた対応をしている。
これは、「選手を守る監督」としてのデゼルビの特徴がよく表れている。
投稿元:Tottenham get Dejan Kulusevski injury return update as huge announcement made

