レポート
デゼルビ、ヴィラ戦翌日に“即”スタンフォード・ブリッジへ
アストン・ヴィラを2-1で撃破し、降格圏を脱出した翌日。ロベルト・デゼルビは休むことなく、チェルシー vs ノッティンガム・フォレストの一戦をスタンドから視察した。
スパーズは前夜に遅くロンドンへ戻ったはずだが、デゼルビは翌日の午後にはスタンフォード・ブリッジのディレクターズボックスに姿を見せた。
目的は明確だ。
◆ 次のアウェイ戦(5月19日)がチェルシー戦◆ 残留争いのライバル・フォレストの状態把握
デゼルビの隣に座っていた“重要人物”
デゼルビの両隣には、スパーズにとって意味深な人物が座っていた。
① マルチェッロ・クイント(スパーズ育成部門コーチ)
・ブライトン、マルセイユ時代からの側近・デゼルビの戦術理解を共有する“技術参謀”
② フランク・トリンボリ(CAA Base/スパーズと関係深い代理人)
・イタリア語話者でデゼルビと親しい
・CAA Baseはスパーズの選手を多数担当
さらに、デゼルビは試合中にポール・ウィンスタンリー(チェルシーSD)、サム・ジュエル(チェルシー/元ブライトンのリクルート責任者)とも会話していた。
ウィンスタンリーはスパーズ移籍の噂が出た人物で、ジュエルはデゼルビの“ブライトン時代の相棒”。この顔ぶれが揃うのは極めて珍しい。
視察の狙い:チェルシーの“FA杯後の状態”を読む
スパーズは5月19日にチェルシーと対戦するが、その3日前にチェルシーはFA杯決勝(vs マンチェスター・シティ)を控えている。
つまり、ローテーションの可能性、疲労度、戦術の変化、キープレイヤーの状態を把握するには絶好の機会だった。
デゼルビは相手の“今の姿”を直接確認し、残留争いの天王山に備えている。
フォレストの“8人ローテ”もチェック
フォレストはEL準決勝の合間で8人を入れ替える大幅ローテーションを敢行。それでも開始90秒で先制し、14分にはPKで追加点。
デゼルビは、「残留争いのライバルがどれだけ戦えるか」を見極める意味でも、この試合を視察する価値があった。
記事解説
デゼルビは“準備の鬼”——休むという概念がない
この記事が示すのは、デゼルビの徹底した準備姿勢だ。
・前夜に大勝利
・深夜帰宅
・翌日にはスタジアム視察
・相手のSDやリクルート責任者とも情報交換
この行動力は、スパーズが短期間で“別のチーム”になった理由を象徴している。
残留争いの主導権を握るための“情報戦”
チェルシー戦は残留争いの中で最重要カードのひとつ。その準備を1秒でも早く始める——これがデゼルビの哲学だ。
さらにフォレストの状態も把握し、「スパーズが残留争いをコントロールする」という姿勢が明確に見える。

