レポート
“誰も落ちない”レベルの戦い——しかし1クラブは必ず落ちる
BBCのキーファー・マクドナルドは、今季のプレミアリーグ残留争いを「史上最高レベルのクオリティ」と表現している。
理由は明確だ。
◆ スパーズ、フォレスト、ウェストハムの3クラブが直近9試合でわずか1敗
◆ 36ポイント以上で降格する可能性が極めて高い
◆ “落ちるには強すぎる”3クラブが最後の1枠を争う
通常、残留ラインは36ポイント前後だが、今季はウェストハムがすでに36ポイントに到達しながら18位。つまり、例年なら残留できる成績でも降格するという異常事態だ。
フォレストは“ほぼ残留確定”レベルの快進撃
フォレストはチェルシーに3-1で勝利し、プレミアリーグでここ7戦無敗。直近3試合では12得点・2失点と圧倒的な内容。
BBCは、フォレストの残留をほぼ確実と見ている。
指揮官ヴィトール・ペレイラは就任後9試合でわずか2敗。マン・シティ、スパーズ、アストン・ヴィラ、チェルシー相手にも負けていない。
スパーズは“ヴィラ戦の勝利”で流れを完全に変えた
スパーズはヴィラ戦の2-1勝利で降格圏を脱出。BBCはこの勝利を「精神的な転換点」と評価している。
元ニューカッスルGKシェイ・ギブンはこう語った。
「戦術でも監督でもない。今必要なのは“勝った”という感情だ。スパーズはそれを手に入れた。」
アウェイのスパーズサポーターが“揺れていた”とBBCが表現するほど、チームの雰囲気は一変している。
ウェストハムは“良いチーム”だが時間切れの可能性
ウェストハムはここ3ヶ月で大きく改善し、直近14試合で4敗のみ。
しかし、ブレントフォード戦の0-3敗戦が痛恨で、「良いチームだが間に合わない可能性」とBBCは指摘する。
過去にも“終盤だけ強いが降格した”例があり、ウェストハムはその再現になる危険がある。
データ分析:降格確率はウェストハムが圧倒的
Optaの降格確率は以下の通り。
◆ ウェストハム:77.71%
◆ スパーズ:22.03%
◆ フォレスト:0.13%
現在のペースでいけば、ウェストハム:39ポイント、スパーズ:40ポイント、フォレスト:46ポイントでフィニッシュする見込み。
つまり、39ポイントでも降格する可能性があるという異常なシーズンだ。
記事解説
スパーズは“残留争いの主役”に躍り出た
BBCの分析は、スパーズが単なる“残留候補”ではなく、「残留争いの中心にいる強いチーム」として扱われている点が重要だ。デゼルビ就任後、プレッシングの質・攻撃の連動・メンタリティが劇的に改善し、チームは完全に上向いている。スパーズファンとすれば待ちに待ったチーム状況の好転で、現時点では「遅すぎる」という思いよりも「間に合った」という思いが強い。だが、その感情は「残留・降格の成否」が出た時に確定する。
残り試合は“勝ち点40ライン”を超える戦いへ
例年の残留ライン(36ポイント)は完全に無効。今季は40ポイント前後が必要になる。スパーズは残り3試合で、・リーズ(H)・チェルシー(A)・エヴァートン(H)という構成。ホーム2試合を確実に取れれば、残留の可能性は大きく高まる。
記事ソース
情報元:The high-quality relegation battle more like a title race – BBC Sport

