レポート
トッテナムが“練習禁止”を指示——内部出血の疑いで慎重対応
ハンブルクにローン移籍中の ルカ・ヴスコヴィッチ は、膝の負傷により 3週間以上チーム練習に復帰できていない。当初は「打撲」「捻挫」とされていたが、ハンブルクのクラウス・コスタSDは「膝の打撲や捻挫は内部出血を引き起こす。膝を正確にコントロールできなくなる」と説明し、回復が遅れている理由を明かした。
さらに、ヴスコヴィッチ陣営は「練習復帰にはトッテナムの許可が必要」と明言。ハンブルク側は当初否定したものの、最終的には トッテナムがリスク管理を主導している ことが明らかになった。
トッテナムは“重大な後遺症”を恐れ、復帰を厳格管理
トッテナムは、
- 大きな後遺症のリスク
- 来季の構想
- 将来的な大型移籍の可能性
これらを守るため、ヴスコヴィッチの復帰を極めて慎重に進めている。
クラブは「無理な復帰で再発すれば価値が下がる」と判断し、練習復帰の最終決定権を完全に握っている 状況だ。
今週も復帰は微妙——フランクフルト戦は欠場濃厚
ハンブルク地元紙 Hamburger Abendblatt によれば、ヴスコヴィッチは今週末の フランクフルト戦も欠場濃厚。残り試合はあと3つしかなく、復帰できるかは極めて不透明。
ただし、火曜日にはリハビリコーチのセバスティアン・カペルと個別トレーニングを実施。ポルツィン監督は
「痛みが引いてきたのは良い兆候だ」と前向きなコメントを残している。
記事解説
ヴスコヴィッチの価値を守る判断
今回のケースは、通常のローン選手の管理とは異例ともいえる対応だ。トッテナムは 19歳の超有望株 であるヴスコヴィッチを「絶対に無理をさせない」という方針で徹底管理している。
理由は明確だ。
- 10代での膝の内部出血は再発リスクが高い
- 来季トップチームに組み込む可能性がある
- バルセロナやバイエルンが興味を示している(=市場価値が高い)
つまり、“今季の数試合より、長期的価値を守る”というクラブの判断が働いている。
さらに、今回はローン先であるハンブルクへの通達によって、情報が明るみになったが、現在のファーストチームにおいても同様に、「負傷からの復帰」については慎重な姿勢がとられているはずだ。
しかし、メディカル部門ではあまり手の打ちようがない「再発ではない負傷」については、変わらず発生し続けている。昨季から始まった「異常」なほどの負傷発生の連鎖を断つには、まだしばらく時間を要することになりそうだ。

