レポート
シモンズ離脱でデゼルビは“再設計”を迫られる
シャビ・シモンズの長期離脱により、ロベルト・デゼルビは攻撃構造の再構築を余儀なくされている。シモンズはブライトン戦で得点とアシストを記録し、デゼルビ体制の創造性の中心となっていたが、膝の重傷で今季絶望。残留争いの中で、スパーズは“創造性の核”を失った形だ。
現在スパーズは残り4試合で安全圏まで2ポイント差。ウェストハムが土壇場で勝利したことで状況はさらに厳しくなっており、デゼルビは即効性のある解決策を求められている。
① テルを10番起用——“強度と推進力”で穴を埋める
マティス・テルはデゼルビ就任後も出場機会が限られていたが、ウルブス戦では途中出場から強度をもたらし、パリーニャの決勝点を生むCKを獲得するなど存在感を示した。テルを左サイドまたは中央に配置する案は、推進力と強度を最優先する形。
デゼルビもテルを高く評価しており、マルセイユ時代に獲得を試みたほどの選手だ。
想定メンバー(4-2-3-1):
ヴィカーリオ;ポロ、ダンソ、ファンデフェン、スペンス;ビスマ、ベンタンクール;コロ・ムアニ、ギャラガー、テル;リシャルリソン
② ベリヴァルを再投入——“プレッシング特化型”の10番
デゼルビ初陣のサンダーランド戦で10番を任されたルーカス・ベリヴァルは、攻撃面での影響力こそ薄かったが、プレッシングの質は高かった。シモンズ不在の今、前線からの守備強度を高める選択肢として再び10番起用が浮上する。
また、テルと同時起用することで、リシャルリソンを中央に戻し、よりダイレクトな攻撃を構築する案も提示されている。
想定メンバー(4-2-3-1):
ヴィカーリオ;ポロ、ダンソ、ファンデフェン、スペンス;ビスマ、ベンタンクール;コロ・ムアニ、ベリヴァル、テル;リシャルリソン
③ マディソンに“賭ける”——リスクとリターンの最大値
ジェームズ・マディソンはACLからの復帰途上で、ここ2試合はベンチ入りしているものの出場はなし。デゼルビは「無理をさせたくない」と慎重姿勢を示しているが、残留争いの現状を考えれば “賭け” に出る可能性 もある。
マディソンは左から内側に入る動きも、純粋な10番もこなせる万能型。ただし、クドゥスの復帰過程での再発を経験しているデゼルビにとって、判断は極めて難しい。
想定メンバー(4-2-3-1):
ヴィカーリオ;ポロ、ダンソ、ファンデフェン、スペンス;ビスマ、ベンタンクール;コロ・ムアニ、ギャラガー、マディソン;リシャルリソン
記事解説
“創造性の再構築”が残留の鍵を握る
3案はいずれもメリットとリスクが明確だ。
テルは突破力、ベリヴァルは運動量、マディソンは創造性——いずれもシモンズには及ばないが、デゼルビは残り4試合で最適解を探す必要がある。
特に攻撃の停滞が続くスパーズにとって、誰を10番に据えるかは残留の命運を左右するテーマ となる。
記事ソース
情報元: Three ways Tottenham should line up after Xavi Simons injury to fix major problem(Evening Standard)

