レポート
勝利の瞬間、真っ先に抱きしめられたのは“守護神”だった
ウルブス戦の終了直後、真っ先にチームメイトから抱きしめられたのは決勝点のパリーニャではなく、アントニン・キンスキー だった。
後半アディショナルタイム、ジョアン・ゴメスの強烈なFKをかき出したビッグセーブが、スパーズに 118日ぶりのリーグ戦勝利 と 年明け以来のクリーンシート をもたらした。
テルやベンタンクールが駆け寄り、若きゴールキーパーを称える光景は、チームにとってもキンスキー本人にとっても象徴的な瞬間となった。
“悪夢のマドリード”からの復活——物語を取り戻したキンスキー
キンスキーは1か月前、アトレティコ・マドリード戦での悪夢のようなパフォーマンスにより、17分で交代という屈辱を味わった。
しかし、ヴィカーリオの負傷により巡ってきたチャンスを逃さず、デゼルビ体制の中で 積極性・安定感・メンタルの強さ を示している。
記事は、ミスに押し潰されるのではなく“自分の物語を取り戻した”と評価。若手GKとしてのキャリアを再び軌道に乗せつつある。
残留争いは依然“ナイフエッジ”——勢いは得たが道のりは険しい
スパーズはウルブス戦の勝利で勢いを得たものの、ウェストハムがエヴァートンに劇的勝利を収めたため、安全圏までの2ポイント差は変わらず。
もしウルブス戦に勝てなければ、クラブ記録に並ぶ16試合未勝利となるところだった。
デゼルビは「残り5試合すべて勝てる」と語り、ブライトン戦での勇敢な戦い、そしてウルブス戦での勝利が“流れを変えるきっかけ”になると信じている。ただし、シモンズとソランケの離脱は依然として重くのしかかる。
記事解説
“安定”という最も重要な要素を取り戻したスパーズ
キンスキーの復活は、単なる個人の物語ではなく、チーム全体の再生の象徴 だ。残留争いでは、華麗さよりも“安定”が重要になる。ウルブス戦で得た勝利とクリーンシートは、デゼルビが求めていた“土台”そのもの。
攻撃は依然として課題が多いが、後ろが安定すれば、前は勝負に出られる。キンスキーの存在は、残り4試合の戦い方に大きな影響を与えるはずだ。
記事ソース
情報元: Unexpected Tottenham hero proves key to building much-needed momentum(Evening Standard)

