ロベルト・デゼルビがマルセイユを去った決断について、元教え子のファクンド・メディナが「激怒した」と語った。スパーズは今季3人目の指揮官を迎えながらも降格圏に沈み、指揮官のキャリア選択がクラブの現在地と重なる形で議論を呼んでいる。
レポート
メディナが語った“怒り”とデゼルビ退任の波紋
マルセイユDFファクンド・メディナは、ロベルト・デゼルビが2月にクラブを離れた決断に対し「深く苛立ち、激怒した」と明かした。デゼルビは2年間率いたマルセイユで不振とCL早期敗退を受け、双方合意で退任。その後短期間の休養を経て、3月末にトッテナムの新指揮官に就任した。
メディナはRMC Sportの取材で、退任直後に本人へ直接不満を伝えたと語り、背景には「似た境遇で育った者同士の強い信頼関係」があったと説明。さらに「犠牲を払って支える人々に応えられないことが辛い」と胸中を吐露した。
また、マルセイユでは半年間で監督、会長、スポーツディレクターが次々と退任し、プロジェクトの崩壊が選手に大きな動揺を与えたとも述べている。一方で「どんな状況でもピッチに立つ姿勢は変わらない」とプロとしての責任感を強調した。
デゼルビはスパーズでの初陣をサンダーランドに0-1で落とし、続くブライトン戦も2-2のドロー。残留争いの中で未勝利が続き、クラブは18位と苦しい状況にある。
記事解説
デゼルビの“決断の重さ”とスパーズが抱える構造的問題
メディナの発言は、単なる感情論ではなく、デゼルビという指揮官の「プロジェクト志向」と「情熱の強さ」を象徴している。本来の彼はクラブのビジョンが揺らぐと、自身の哲学を貫くために退任を選ぶタイプだ。マルセイユでの退任理由は、成績不振だけでなく、組織の混乱が背景にあったことが今回の証言でより明確になった。
そのようなタイプの指揮官だけに、現状のスパーズにシーズン途中、しかも、負傷者続出で降格に真っしぐらな状況でやってくることは驚きを呼んだ。そこには、傍目にもわかる給与や契約年数の優位性だけでなく、招聘にあたったヴィナイ・ヴェンカテシャムやヨハン・ランゲの並々ならぬ「説得」があったからに違いない。
その「説得」の材料として、補強における権限を高めたことは特に注目に値する。そこにはもちろん、潤沢な補強予算をオーナーであるルイス・ファミリーが用意することも確約されているはずだ。
なんとかこの苦境を「残留」という形で乗り切った先には、多くのスパーズファンが長年求めていた、監督の求める戦力を監督が主導して整えていく、夏の移籍市場が待っているだろう。
記事ソース
情報元:I was furious and disturbed by Roberto De Zerbi agreement – I confronted and told him
Quiz Cockerel
メディナがデゼルビ退任に「激怒」した主な理由として最も近いのはどれか?
1. 給与未払いがあったため
2. 退任がプロジェクト崩壊の一因となったため
3. デゼルビが選手を批判したため
4. 移籍交渉が破談したため
正解:2
メディナは「プロジェクトの途中で監督・会長・SDが次々と去ったことが痛手だった」と語り、退任がチームの混乱を深めた点に強い不満を示していた。

