18位に沈むトッテナムの周囲が、隣人チェルシーの動向によって騒がしくなっている。残留を争うライバルたちとの直接対決を控える中、チェルシーが下した監督解任という決断は、思わぬ形でトッテナムの運命に影を落とす可能性がある。
レポート
ゴールド記者が説く「波及効果」の真実
チェルシーは22日、リアム・ロシニアーを解任した。エンツォ・マレスカの後任として就任してからわずか106日、23試合で11勝という成績に終わった。特に直近のプレミアリーグでは、3-0で敗れたブライトン戦を含め、5試合連続で無得点のまま敗戦を喫している。これはクラブにとって114年ぶりの不名誉な記録だ。
トッテナムの番記者として知られるアラスデア・ゴールドは、この隣人の混乱がスパーズの残留争いに直接的な影響を及ぼすと分析している。ゴールドは、チェルシーとトッテナムが「今季どちらがよりカオスなクラブか」を競い合っているような現状を皮肉りつつ、より深刻な問題として「日程の変動」と「ライバルの有利化」を挙げた。
後任のカラム・マクファーレン暫定体制は、初陣となるFAカップ準決勝のリーズ戦に臨むが、この試合の結果次第では5月17日に予定されているトッテナム戦の日程が変更される可能性がある。ゴールドは、暫定体制下で選手たちが「自分たちの責任ではない」と証明しようとするエネルギーが、残留争いの直接的な脅威になると警告している。特にチェルシーが残留圏を争うノッティンガム・フォレストと対戦する際、新監督ブーストが働けばフォレストが予期せぬ勝ち点を得る可能性もあり、18位に沈むトッテナムにとっては一刻の猶予も許されない情勢だ。
記事解説
「新監督ブースト」の火の粉。トッテナムが警戒すべきシナリオ
ゴールド記者が指摘するように、隣人の混乱を笑っていられる状況ではない。今回の解任劇は、残留争いの真っ只中にいるトッテナムにとって、極めて厄介な変数となる。
まず注目すべきは日程だ。チェルシーは5月4日にノッティンガム・フォレストをホームに迎える。フォレストはトッテナムより勝ち点5多い16位に位置しているが、彼らはヨーロッパリーグの準決勝という過密日程を抱えており、疲弊が予想される。ここでチェルシーが「暫定体制による士気の向上」を見せれば、ライバルのフォレストを叩く好機となるはずだが、問題はその後の展開だ。
トッテナム自身も、5月17日にスタンフォード・ブリッジへの遠征を控えている。もともと勝利が困難な敵地だが、得点力不足に喘いでいたロシニアー体制が続いていた方が、勝ち点を持ち帰る可能性は高かった。暫定体制が機能し始め、高額なスカッドが本来の輝きを取り戻せば、トッテナムがそこから勝ち点をもぎ取るのは至難の業となる。
さらに、チェルシーがFAカップの準決勝でリーズを下せば、トッテナム戦の日程が変更される可能性もある。デゼルビが構築する4バックの安定感や、心理学者の導入といった我々の対策が実を結ぶ前に、外部要因による荒波に飲み込まれるリスクがある。他力ではなく、自らの力で勝ち点を積み上げることが、今のスカッドに課せられた唯一の解答だ。
記事ソース
情報元:How Liam Rosenior’s Chelsea exit will impact Tottenham’s relegation battle
Quiz Cockerel
チェルシーがリアム・ロシニアーを解任した直後、暫定的にチームを率いることになったアシスタントの名前は?
1. エンツォ・マレスカ
2. カラム・マクファーレン
3. トーマス・フランク
4. アントニオ・コンテ
正解:2
正解はカラム・マクファーレンだ。チェルシーはこの暫定体制で、トッテナムの残留争いのライバルであるノッティンガム・フォレストや、トッテナム自身との対戦に臨むことになる。混乱の中での体制変更が、隣人たちの運命を左右する。

