プレミアリーグで降格圏までわずか勝ち点1と追い詰められたトッテナムは、欧州の舞台へとその戦いの場を移す。火曜日に敵地で行われるアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦。国内での泥沼の不振を一時忘れ、シメオネ率いる強豪相手に再起を図るための遠征スカッドが確定した。
レポート
戦力拡充と登録リストの入れ替え
トッテナムは月曜午後にスペインへ向けて出発した。トゥドールにとって最大の朗報は、国内リーグで4試合の出場停止を消化したロメロが、この欧州最高峰の舞台でようやく起用可能となる点だ。また、クリスタルパレス戦で退場処分を受けたファンデフェンも、国内での出場停止が始まる前にこのアトレティコ戦には出場できるため、指揮官は就任以来初めて主力センターバックのコンビを並べることが可能になった。
決勝トーナメントに向けたスカッド登録の変更も大きなトピックだ。フラムへ移籍したジョンソンに代わり、冬の新戦力であるギャラガーが登録された。さらに負傷離脱したベン・デイヴィスとベンタンクールに代わり、マティス・テルとドラグシンがリスト入りを果たした。トゥドールは、ドラグシンとジェド・スペンスのコンディションが整うことを期待している。
一方で、登録枠の制限によりソウザやビスマが選外となったほか、負傷離脱中のベリヴァル、クドゥス、ウドギの復帰は間に合わず、大怪我を負ったオドベールも欠場する。また、たとえ怪我が癒えたとしても、マディソンやクルセフスキは現時点で登録外のため、このステージでの出場は叶わない状況だ。
記事解説
主力の帰還と「登録」という名の賭け
プレミアリーグでの5連敗、11戦未勝利という惨状の中、このアトレティコ戦はトッテナムにとって「唯一の逃げ場」であり、同時に極めて危険な賭けでもある。レポートにある通り、ロメロとファンデフェンのコンビが復活することは、崩壊した守備組織を再建する上でこれ以上ないプラス要素だ。特にロメロの復帰は、ピッチ上でのリーダーシップが欠如していた今のドレッシングルームに大きな熱量をもたらすだろう。
しかし、今回のスカッド発表には無視できない影も潜んでいる。最も深刻なのは、長期離脱中のマディソンとクルセフスキが決勝トーナメントの登録リストに含まれていない点だ。これは、もし彼らが準々決勝以降に復帰できたとしても、欧州の舞台ではプレーできないことを意味している。さらに、登録された直後にACLを断傷したオドベールを差し替えることができないという不運も重なった。スカッドの層に不安を抱えたまま、シメオネの堅守に挑まなければならない。
現在、プレミアリーグでは勝ち点1差の残留争いの渦中にいる我々にとって、CLは気晴らし以上の意味を持つ。ここで結果を出し、自信を取り戻すことができれば、その後のリーグ戦に好影響を与えるはずだ。逆に、もしスペインで無惨な敗北を喫すれば、トゥドールの解任論は強さを増し、クラブは文字通り瓦解へと向かう。ギャラガーが古巣相手にどのようなインテンシティを見せるのか。そしてベリヴァルやクドゥスの復帰を待ちながら、今ある戦力でいかにアウェイゴールをもぎ取るか。トッテナムの今シーズンを左右する、運命の90分が幕を開ける。
記事ソース
情報元:Tottenham squad confirmed for Atletico Madrid match with two players set to miss out
Quiz Cockerel
欧州の舞台と登録の規約
今回のチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント登録において、冬に移籍したブレナン・ジョンソンの枠に代わって新たにリスト入りした選手は誰か?
1. ソウザ
2. コノ・ギャラガー
3. イヴ・ビスマ
4. アーチー・グレイ
正解:2
正解はコナー・ギャラガーだ。かつてアトレティコ・マドリードでもプレーした彼は、今回の登録変更により古巣対決のピッチに立つことが可能となった。一方で、ソウザやビスマは外国人枠の制限により、CLの舞台に立つことは叶わなかった。

