【考察】プレミアから降格なら「火の車」の解体へ。スパーズ主要スカッドの去就を徹底査定

クリスタルパレスに敗れ、泥沼の5連敗を喫したトッテナム。降格圏が目前に迫る中、プレミアリーグ屈指の給与体系を持つスカッドが2部へと転落すれば、現体制の維持は不可能だ。現地メディアが提示した「残留か退団か」の残酷なリストは、我々ファンにとって受け入れがたい現実を突きつけている。

✔5連敗で降格の現実味。2部転落なら高給取りの売却は必至 ファンデフェンやロメロら守備の核となる主力は流出濃厚 アーチー・グレイやマディソンは再建のシンボルとして残留か

レポート

牙城崩壊と避けられない「ファイヤーセール」

『Standard Sport』のサム・タブトーは、トッテナムがイングランド2部のチャンピオンシップへ降格した場合、前例のない規模のスカッド解体が行われると予測している。 レポートによると、特に高額な給与を受け取っているスター選手や、欧州のビッグクラブから関心を集める主力たちの流出は決定的だ。

同メディアが査定した、降格時の主なスカッドの「STAY or GO」リストは以下の通りだ。

  • GO(退団濃厚): ヴィカーリオ、ファンデフェン、ロメロ、ウドギ、ペドロ・ポロ、ベンタンクール、パリーニャ、ビスマ、シャビ・シモンズ、クルセフスキ、マティス・テル、コロ・ムアニ
  • STAY(残留濃厚): キンスキー、オースティン、ダンソ、ベン・デイヴィス、ソウザ、アーチー・グレイ、ベリヴァル、ギャラガー、パプ・マタル・サール、マディソン、オドベール、ソランケ、リシャルリソン
  • 微妙(残留想定だが本人は移籍希望): ドラグシン、ジェド・スペンス、クドゥス
守備の要であるファンデフェンにはバルセロナやレアル・マドリードが触手を伸ばしており、残留の可能性は限りなくゼロに近い。また、主将のロメロやウドギ、ペドロ・ポロといった、プレミアリーグでもトップクラスの能力を持つ選手たちも、そのキャリアを2部で過ごすことはないと見られている。 一方で、アーチー・グレイやベリヴァルといった若手、そしてクラブへの忠誠心が強いジェームズ・マディソンらは、再建のシンボルとして残留する可能性があると評価された。さらに、今夏に契約満了を迎えるベン・デイヴィスも、手術からの復帰を目指した後に「スパーズをプレミアに戻す」という任務を果たしたいと考える可能性があるとしている。

記事解説

現場の視点:ノースロンドンの誇りと、残酷なまでの「格差」

記者が綴った「STAY or GO」のリストは、今のドレッシングルームに漂う絶望的な空気感をそのまま反映している。レポートでは去就にフォーカスされているが、我々が直視すべきは主力たちの「セルフ・プリザベーション(自己保身)モード」への突入だ。 実際、ピッチ上でのパフォーマンスを見れば、ヴィカーリオやファンデフェンの集中力が欠如し始めているのは明らかだ。彼らの頭の中には、すでにノースロンドンを離れた後の青写真が描かれているのかもしれない。特にファンデフェンについては、残留した場合でも移籍を志願する可能性が極めて高い。昨シーズン、我々に夢を見せてくれたスピードスターが、わずか1年で沈みゆく船から逃げ出そうとしている事実は、あまりに皮肉だ。 しかし、唯一の光はアーチー・グレイとベリヴァルの存在だ。彼らはどれほどチームが混乱しようとも、そのインテンシティを落とすことはなかった。グレイのように、ポジションを転々とさせられながらも不平一つ漏らさない若武者こそ、2部という過酷な戦場で再起を図るための核となるべきだ。 マディソンについても、彼が2部での戦いに意欲を見せているという観測は、ファンにとって最後の心の拠り所だ。降格という屈辱を味わったとしても、彼のような「クラブに骨を埋める覚悟」を持つリーダーがいれば、1年でのプレミア復帰は決して不可能ではない。今、トゥドールに求められているのは、去りゆくスターのご機嫌取りではなく、泥臭くノースロンドンのために戦える11人を見極めることだ。

記事ソース

情報元:Stay or go? Assessing which Tottenham players will leave if relegated from Premier League

Quiz Cockerel

トッテナム・ホットスパーが最後にイングランドのトップフライト(1部リーグ)から降格したのは、西暦何年のことか?

1. 1973-74シーズン
2. 1977-78シーズン
3. 1986-87シーズン
4. 1991-92シーズン

正解:2

正解は1977-78シーズンだ。この時、スパーズは最下位から2番目の21位で2部へと降格した。しかし、翌シーズンには1年で1部復帰を果たし、その直後にはアルゼンチン人コンビを獲得して再興を果たしている。現在の苦境は、歴史が繰り返される前触れなのかもしれない。