【直撃】ファンデフェンが明かす「軍曹トゥドール」の第一印象。正直さとストレートな姿勢、およびCL16強に懸ける新指揮官の約束

トッテナム・ホットスパーのミッキー・ファンデフェンが、新暫定監督イゴール・トゥドールについて自身の率直な見解を明かした。2月22日のノースロンドン・ダービーを前に、クロアチア人指揮官がドレッシングルームに持ち込んだ「正直さ」と、残留争いの影で掲げた「欧州での野心」を詳報する。

レポート:新指揮官が示した「明確な基準」

イゴール・トゥドールが暫定ヘッドコーチとして着任してからわずか数日。練習場での短い指導期間ながら、ミッキー・ファンデフェンを含む主力選手たちは新監督のスタイルに強い感銘を受けている。スカイスポーツのインタビューに応じたファンデフェンは、トゥドールの最大の資質を「正直さ(Honesty)」と「ストレートな姿勢(Directness)」であると明かした。

「監督は僕らに対して厳しく接しているが、それは良いことだ。本当に正直で、最初から極めてストレートに物事を進める。僕らに何を求めているのか、何を期待しているのかを、迷いなくすぐに伝えてくれるんだ。もちろん、適応には時間が必要だけど、監督の立ち振る舞いを見れば分かる。監督はすぐにでも仕事に取り掛かり、可能な限り迅速に物事を変えたいと考えているんだ」

ファンデフェンによれば、トゥドールはノースロンドンに到着した直後、選手たちに一つの力強い「約束」を交わしたという。16位という不名誉な順位を押し上げる任務を負いつつ、指揮官は自分たちが欧州最高峰の舞台に残っている事実を強調した。

「監督は僕らにこう言ったんだ。『この苦しい局面から抜け出すために、僕は君たちを助けるためにあらゆることをする。僕らはチャンピオンズリーグという美しい大会にまだ残っている。(リーグで)トップ8に入り、ラウンド16へストレートに進出しているんだ。僕はそこ(欧州)で可能な限り遠くまで進みたいし、そのために君たちを全力でサポートしたい』とね」

ファンデフェンはまた、今シーズンの残り期間の目標についても語り、一歩ずつ進むことの重要性を説いた。

「今シーズンは全試合に出場し、リーグ戦でより良い位置で終えること。それが今、最も重要なことだ。もちろん、あと12試合残っているが、ステップ・バイ・ステップで見ていく必要がある。最も重要なのは、僕らが順位表の階段を登っていく(climb up the ladder)ことだ」

日曜日のアーセナル戦に向け、ファンデフェンは相手が首位であることを認めつつも、ダービー特有の「不確実性」に期待を寄せている。

「アーセナルは絶好調だが、こうした試合では何が起こるか分からない。ファンのために、そして僕ら自身のために、強いマインドセットを持ってアーセナルを苦しめる準備はできている」

2026年に入ってからリーグ戦での勝利がないなか、新軍曹が植え付けた「正直な規律」が、16位からの逆襲への最初の、および確かな強化策となることが期待されている。

背景・ソース

本記事のソースは、2026年2月22日に公開された現地メディア『football.london』の最新レポートだ。

レポートは、トッテナムが16位に沈み、残留圏まで5ポイント差という危機的な状況にあるなかで、新暫定監督イゴール・トゥドールがいかに迅速に選手の信頼を勝ち取ろうとしているかを伝えている。

背景には、トーマス・フランク前体制下でドレッシングルームに漂っていた「優柔不断さ」や、戦術的な迷いに対する反省がある。トゥドールは就任初日から、チャンピオンズリーグ・リーグフェーズを4位で通過したという「実績」を選手たちの自信回復の材料として活用。残留争いというネガティブな文脈だけでなく、欧州トップ8というポジティブな地位を再確認させることで、組織のメンタリティを劇的に変えようとしている。

ファンデフェンが強調した「ステップ・バイ・ステップ」の這い上がりこそが、22日のダービー、および3月のCLラウンド16へと繋がる、新体制にとって唯一の、かつ確実な道筋となっているのである。

参照元: Micky van de Ven reveals honest thoughts on Igor Tudor as Tottenham objective clear

スパーズジャパンの考察

1. トゥドールの「正直さ」という名の外科手術

ファンデフェンが語った「何をすべきか即座に伝える」スタイルは、フランク体制下で規律が緩んでいたスカッドにとって最適な対処かもしれない。選手に迎合せず、プロとしての期待値をストレートに突きつける厳格なコミュニケーションは、選手たちの思いを「勝利」という共通の目的に向けて昇華させる可能性を秘めている。

2. CLを「自信の拠り所」にする戦略的ポジティブ・シンキング

16位という順位に萎縮しがちな選手に対し、CLで「レアルやPSGを抑えて4位(トップ8)に入った」という事実を突きつけるトゥドールの手法は極めて巧妙だ。自分たちが本来いるべきレベルを思い出させることは、ダービーのようなプレッシャーのかかる試合において、劣等感を「不屈の魂」へと変えるための重要な強化策となるだろう。

3. 「 ladder(梯子)」を登るサバイバルの覚悟

ファンデフェンが口にした「順位表の階段を登っていく(climb up the ladder)」という言葉は、現在のスパーズが「挑戦者」の立場にあることを選手自身が受け入れた証拠だ。内容よりも勝ち点を優先し、一歩ずつ順位を上げていくリアリズムこそが、12日間の準備期間を経て新生スパーズがピッチで見せるべき「新しい顔」の正体ではないか。

クイズ(Quiz Cockerel)

ジャンル:監督・公式 今回のインタビューにおいて、ミッキー・ファンデフェンがイゴール・トゥドール暫定監督の性格や指導スタイルを表現するために用いた「肯定的な評価」を表す言葉は何でしょうか。

  1. 非常に穏やか(calm)
  2. 本当に正直(really honest)
  3. ユーモアがある(humorous)
  4. 慎重である(cautious)

解説: 正解は「2. 本当に正直(really honest)」だ。ファンデフェンは、新監督が選手に対して何を期待しているかを即座に、かつ率直に伝える姿勢を高く評価しており、その「正直さ」がチームに良い影響を与えていると語った。