トッテナム・ホットスパーの新指揮官イゴール・トゥドールにとって、プレミアリーグの洗礼はこれ以上ないほど過酷なものとなる。日曜日にホームで迎えるのは、首位を走る宿敵アーセナルだ。主力12名の離脱という不条理な状況下で、クロアチア人戦術家が検討しうる「5つの布陣」と、攻撃陣の新たな役割を詳報する。
レポート:トゥドールが検討する5つのシナリオ
イゴール・トゥドールは月曜日の練習開始から、2月22日のノースロンドン・ダービーに向けた準備に全神経を注いでいる。対戦相手のアーセナルは現在、2026年に入ってからリーグ戦8試合で3勝に留まり、直近のウルブズ戦でも2点リードを追いつかれるなど、タイトル争いの中で足踏み状態にある。この隙を突くため、トゥドールが用意する戦術的解決策は以下の5つだ。
3-4-2-1:トゥドールの「黄金律」
彼のキャリアで最も多用されてきた形であり、数週間前のスパーズに最もフィットし始めていたシステムだ。最大の特徴はシャビ・シモンズを中央寄りの「10番」に固定できる点にある。問題は、ACL(前十字靭帯)断裂で今季絶望となったウィルソン・オドベールの穴を誰が埋めるかだ。マティス・テルやランダル・コロ・ムアニは純粋な10番ではないが、コナー・ギャラガーをその位置へ上げ、ビスマとパペ・マタル・サールで中盤を固める構成が有力視されている。
3-4-1-2:コロ・ムアニの再生プラン
トゥドールが昨季のユベントスで11試合5ゴールを引き出したコロ・ムアニを最大限に活かす形だ。シモンズを単独の10番に据え、その前方にコロ・ムアニとソランケを並べる。この布陣は、復帰が期待されるペドロ・ポロのクロスに対してターゲットを2枚用意できる多大なメリットがある。
