スパーズジャパンの考察
1. 「何点勝てるか」というメンタリティの復権
フェルトンゲンが語った「勝敗ではなく点差を気にしていた」というマインドセットこそ、現在のスカッドが最も失っているものだ。12名の負傷者という不条理を言い訳にせず、ピッチに立つだけで相手を圧倒する自信。これをいかにして現在の若手選手たちに継承させるかが、16位からの逆襲への最大の強化策となる。
2. ウェンブリーを「ホーム」に変えた適応力の教訓
新スタジアム建設中にウェンブリーを本拠地とした際の苦労と克服は、今の「過渡期のシーズン」を戦う上での有力なヒントになる。環境のせいにせず、自分たちのフットボールでスタジアムの空気を支配する。ヤンの言葉は、今の揺れる組織にとって、場所や状況を言い訳にしないプロフェッショナリズムの重要性を説いている。
3. 「誰からも好かれた強さ」という理想像
アグレッシブでフィジカルでありながら、エンターテインメント性を失わず、ライバルにさえリスペクトされた2016/17シーズンの姿は、スパーズというクラブが目指すべき究極の到達点だ。主将ロメロの反乱などで組織のイメージが揺らぐ今こそ、レジェンドが語る「人間的な繋がり」に基づいた統治こそが、真の解決策となるだろう。
