マルセイユ時代、トゥドールの下でプレーしたディミトリ・パイェは、その人物像を次のように回顧している。
「我々が知り合ったのは、著しく粗野で、ぶっきらぼうな人物だった。彼のマナーや言葉遣いは独裁的(authoritative)であり、我々全員が少しショックを受けたほどだ」
この「恐怖」を伴うリーダーシップこそが、主将クリスティアン・ロメロらが公然とフロント批判を繰り返す現状を打破するための、クラブが下した冷徹な解決策である。
戦術面において、トゥドールは3バックを信奉しており、前がかりでアグレッシブな攻撃フットボールを展開する。これはフランクが今季提供してきた消極的なスタイルとは鮮明な対照を成すものだ。
しかし、主力12名を負傷で欠き、ディフェンダーのコンディション維持が困難な現状のスカッドで、このインテンシティ(強度)の高い戦術をいかに実装するかが最大の難問となる。
2月22日のノースロンドン・ダービーが、トゥドールという劇薬がもたらす効果の最初の、および決定的な試金石となる。クラブ上層部は「トゥドールも正式監督の候補に含まれる」と主張しているが、彼が一つの場所に1年以上留まった例は過去に一度しかない。
すべての予兆は、夏のマウリシオ・ポチェッティーノ招聘という「本命」に向けた準備が水面下で進んでいることを示唆している。混乱と激動に慣れ親しんだトゥドールの任務は、夏に「魅力的なバトン」を次期監督へ引き継げるよう、何としてもチームを残留させるという一点に集約されている。
