スパーズジャパンの考察
1. 「残留評論家」の頂点に君臨するアラダイスの説得力
プレミアリーグにおいて「残留」における経験値が規格外のアラダイスの言葉だけに、勝ち点の見通しや、2003年のウェストハムへの評価は、一笑に付すことは難しいだろう。ちなみに、2002-03シーズン、勝ち点42で18位となり降格したウェストハムに対し、2ポイント差の44ポイント、17位で残留を決めたボルトン・ワンダラーズを率いていたのが他でもないアラダイスである。
2. 「勝ち点30台後半」という冷徹なサバイバル・ライン
アラダイスが示した残留ライン「30台後半」は、現在29ポイントのスパーズが残り12試合で少なくとも2〜3勝、および3~4試合の引き分けが必要であることを意味している。直近のスタッツを考えれば、これは決して容易なノルマではない。トゥドールに求められているのは魔法ではなく、1-0で泥臭く勝ち点を拾う「実利的なフットボール」への転換だ。
3. ロメロからキャプテン剥奪の意思決定が意味するもの
「残留」に関しては他の追随を許さない第一人者のアラダイスだが、キャプテンの剥奪に関しては「暫定監督」のトゥドールのみの判断では難しいだろう。仮にキャプテンの剥奪が決まるのであれば、トゥドールのみの判断ではなく上層部も合意しての判断となるはずで、それはすなわちクラブ主導で「夏の売却」に向かうことを意味するのではないだろうか。
