主将ロメロの反乱や負傷者の続出によって統治が緩んだ現在のドレッシングルームにおいて、このクロアチア人の強烈なカリスマ性は、組織を再統合するための強力な解決策となるはずだ。また、彼がユベントス時代に指導したロドリゴ・ベンタンクール、デヤン・クルゼフスキ、そしてランダル・コロ・ムアニとの良好な関係は、戦術浸透を加速させる多大なるアドバンテージとなるだろう。
しかし、ポジティブな話題をかき消すように、前監督アンジェ・ポステコグルーが『The Overlap』で放った言葉がクラブの根底を揺るがしている。
ポステコグルーは、トッテナムが「To Dare Is To Do」という格言を掲げながら、実際には「リスクを恐れた安全な道」ばかりを歩んでいるクラブ上層部を厳しく糾弾した。彼は、自身が5位で終えた昨季の終了時、真にトップを争うために「既製品の即戦力(プレミアリーグで証明済みのスター)」への投資を求めたが、クラブは代わりに3人のティーンエイジャー(アーチー・グレイ等)を獲得するに留まった事実を挙げ、「賃金構造を見れば、このクラブはビッグクラブとしての振る舞いをしていない」と断じた。
このポステコグルーの告発は、現在の16位低迷が単なる指揮官の能力不足ではなく、経営陣による「野心の縮小」の結果であることを示唆している。
さらに追い打ちをかけるのが、ウィルソン・オドベールの悲劇だ。ニューカッスル戦で負傷した21歳のアタッカーは、左膝のACL(前十字靭帯)を断裂しており、今季の残り期間をすべて棒に振ることが確実となった。フランク監督の下で著しい成長を見せていた若き才能を失ったことは、攻撃の選択肢を奪われたチームにとって多大なる痛手だ。
トゥドールは月曜日、12名の負傷者と出場停止の主将を抱えた、文字通り「骨組み」だけのスカッドを率いて指導を開始する。
1978年4月——スパーズが最後に1部へ昇格したのと同じ月に生まれたこの男が、48年後の今、同じ月(4月)を前にクラブを1部へ留まらせる任務を負う。2月22日のアーセナルとのノースロンドン・ダービーが、この「運命の消防士」の真価を問う最初の、および最大の試練となるのである。
