トッテナム・ホットスパーが、トーマス・フランクの後任としてイゴール・トゥドールを暫定監督に据えた。番記者アラスデア・ゴールドが、新指揮官の「即効性」と「バスケットボール戦術」の内幕を解説。同時に、前監督アンジェ・ポステコグルーが衝撃の告白で突いた、スパーズが「ビッグクラブになれない理由」を詳報する。
レポート
トッテナム・ホットスパーは、トーマス・フランク解任後の緊急事態を脱するための「劇薬」として、イゴール・トゥドール(47)を選択した。アラスデア・ゴールド記者は、この人選の背後にある「短期決戦の論理」を詳細に読み解く。
トゥドールは過去13年で10のクラブを渡り歩いてきたが、ゴールド記者は「それは今のスパーズにとって懸念にはならない」と断言する。なぜなら、彼に求められているのは長期的な構築ではなく、ダービーから始まる残りの3ヶ月半でチームを残留させ、チャンピオンズリーグで爪痕を残すことだけだからだ。
トゥドールはウディネーゼを2度も降格から救い、ラツィオやユベントスでも3月の着任から即座に結果を出した「消防士(炎上するチームを鎮火させる火消し役)」としての実績がある。
戦術面において、ゴールド記者は興味深い内幕を明かした。かつてのスポーツ・ディレクター、ファビオ・パラティチは伝統的な守備的イタリアン・スタイルを好むため、トゥドールの「バスケットボールのような(攻守が激しく入れ替わる)」攻撃的なスタイルを、実は嫌っていたという。しかし、トゥドールは3-4-2-1(または3-4-3)のシステムにおいて高いインテンシティを要求し、「走らない選手は容赦なく外す」という極めて厳格な規律を持っている。
