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【新支配者】スパーズの命運を握る「キングメーカー」ニック・ブーチャー。オーナー一族と経営陣を繋ぐ、知られざるエグゼクティブの正体

トッテナム・ホットスパーのトーマス・フランク解任を受け、後任監督選びが加速している。その中心人物として浮上したのが、ジョー・ルイスの孫娘の夫であるニック・ブーチャーだ。ダニエル・レヴィ後の権力構造において、実質的な「決定権」を掌握した新支配者の実像を詳報する。

レポート

トッテナム・ホットスパーの次期監督を誰にするかという、クラブの未来を左右する極めて重大な決断は、今や一人の「知られざるエグゼクティブ」の手に完全に委ねられている。『The Telegraph』のサム・ウォレス記者が独占的に報じたところによれば、現在スパーズの意思決定を実質的に主導しているのは、ニック・ブーチャー(Nicholas F Beucher III)だ。

ブーチャーは、クラブの所有権を持つ億万長者ジョー・ルイスの孫娘の夫であり、ルイス・ファミリー・トラストの一員として急激にその影響力を強めている。これまで表舞台に立つことのほとんどなかった彼だが、ダニエル・レヴィが昨年9月に会長職を退いて以来生じていた「権力の空白」を埋める存在として、突如としてノースロンドンの最重要人物へと躍り出たのである。

これまでのスパーズの歴史において、歴代監督たちの運命は常に「ロンドンからカリブ海にあるオーナーの拠点への電話」一本で封印されるのが通例であった。ジョー・ルイスという絶対的な権力者が、遠く離れた地から下す「死託」こそが、クラブの進むべき道を決定づけてきたのだ。

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