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【再会論】ポチェッティーノがロンドンに出現。フランク解任後の「空白」に重なる偶然と、招聘を阻む記録的な違約金の壁

トッテナム・ホットスパーがトーマス・フランクを解任し、次期監督探しを開始したのと時を同じくして、マウリシオ・ポチェッティーノがロンドン市内に滞在していることが判明した。ファンが「英雄の帰還」を夢見る一方で、現実にはフットボール史上最大級の財務的障壁が立ちはだかっている。

レポート

トッテナム・ホットスパーの次期監督候補として名前が挙がっているマウリシオ・ポチェッティーノが、現在ロンドンに滞在していることが明らかとなった。53歳のアルゼンチン人指揮官は、自身のインスタグラムのストーリーを通じて、ロンドン市内のレストランで友人の誕生日を祝う様子を公開した。

トーマス・フランクがニューカッスル・ユナイテッド戦の敗北を受けて更迭された直後のタイミングであったが、今回の滞在はあくまで友人の祝辞という個人的な理由による、偶然の一致である可能性が高いと見られている。

ポチェッティーノは、今夏のワールドカップでアメリカ代表(USMNT)を率いる任務を控えているが、かつてチャンピオンズリーグ決勝へと導いた古巣への復帰については、これまでも極めて前向きな発言を繰り返してきた。

彼は最近、スカイスポーツの取材に対し、「クラブを去った際、いつかトッテナムに戻りたいと言った。今はアメリカにいるが、5、6年が経過した今でも、その想いは僕の心の中にある。イエス、いつか戻りたいと思っている」と語っている。さらに今月のポッドキャスト番組『High Performance』においても、「ヨーロッパリーグ優勝は素晴らしいが、トッテナムというクラブは常にチャンピオンズリーグを争い、プレミアリーグで優勝できると信じるべき場所であるべきだ」と、現オーナー陣へ野心の再定義を促すメッセージを送っていた。

しかし、この「ロマンチックな再会」を実現するには、プレミアリーグの歴史を塗り替えるレベルの多大な代償が必要となる。トッテナムは夏までの「暫定監督」を置くことで、ポチェッティーノをアメリカ代表から引き抜くための時間を稼ぐことを検討しているが、BBCスポーツが報じたところによれば、ワールドカップ前に彼を解放させるためには「フットボール史上最大級の金銭的賠償金」が要求される見通しだ。

プレミアリーグにおける監督の引き抜き費用の最高額は、2022年にチェルシーがブライトンからグレアム・ポッターを招聘した際に支払った2100万ポンド(約45億円)であるが、ポチェッティーノを今すぐノースロンドンへ呼び戻すためのコストは、これを上回る可能性がある。

16位と低迷する現状を救うための「劇薬」を今すぐ投じるか、それとも莫大な違約金を避けて夏まで忍耐強く待つか。ポチェッティーノがロンドンの夜を過ごすなか、スパーズの経営陣は極めて著しく困難な経営判断を迫られている。

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