トッテナム・ホットスパーがトーマス・フランクの解任を受けて後任探しを開始したなか、候補の一人であるレジェンド、ロビー・キーンの姿勢が明らかとなった。クラブは暫定監督か即時の正式任命かの選択を迫られているが、本命視されるマウリシオ・ポチェッティーノを含め、交渉には多大なる困難が伴っている。
レポート
トッテナム・ホットスパーの次期監督候補として名前が挙がっているロビー・キーンだが、彼は「暫定監督」としての復帰には関心を持っていないことが判明した。『The Telegraph』の情報を引用した『football.london』のレポートによれば、現在ハンガリーのフェレンツヴァーロシュを率いるキーンは、スパーズへの復帰には前向きであるものの、それはあくまで「フルタイム(正式監督)」での契約が条件であるという。現在進行中のプロジェクトを捨ててまで、短期的な「繋ぎ」の役割を引き受けるつもりはないという意向だ。
クラブ取締役会は現在、夏に本命を招聘するための時間を稼ぐ暫定監督を置くか、あるいは即座に長期的な指揮官を据えるかの決断を迫られている。しかし、即時の任命に踏み切る場合、多くの有力候補が選択肢から外れることになる。
その筆頭がマウリシオ・ポチェッティーノだ。現在アメリカ代表を率いるポチェッティーノは、今夏に自国開催のワールドカップを控えており、大会前に代表監督の座を退く可能性は極めて低い。数ヶ月後の退任はあり得るものの、今すぐの合流を強行すれば、代表チームとの間で多大なる違約金が発生するなどの課題が山積している。
こうした外部候補との交渉が難航するなか、内部的な解決策として浮上しているのが、先月コーチ陣に加わったばかりのヨニー・ハイティンハだ。ハイティンハには今季のアヤックスでの指揮経験があるが、結果が出ずに解任された経緯もあり、現時点ではあくまで「他に選択肢がない場合の選択」と見なされている。
幸いにも、トッテナムはFAカップを早期に敗退したため、次戦のアーセナルとのノースロンドン・ダービーまでには10日間の猶予がある。ヴィナイ・ヴェンカテシャムCEOとヨハン・ランゲ・テクニカル・ディレクターは、この期間内に、降格圏まで勝ち点5差という危機を乗り切るための最適なルートを見極めなければならない。

