トッテナム・ホットスパーが、トーマス・フランクの更迭を受けて、元ユベントス指揮官のイゴール・トゥドールを今季終了までの暫定監督として招聘することで合意に達した。残留圏まで5ポイント差という窮地において、クラブは「即効性」を最優先した人選を下した格好だ。
レポート
トッテナム・ホットスパーは、トーマス・フランク解任後の「空白」を埋める解決策として、クロアチア人の名将イゴール・トゥドール(47)を指名した。
Sky Sportsが報じたところによれば、両者は今季終了までの期間について口頭で合意しており、現在は細部を詰める最終段階にある。クラブは夏にマウリシオ・ポチェッティーノら正式な後任を招聘するための「橋渡し」として、短期的な成果を確約できる指揮官を求めていた。
トゥドールの最大の魅力は、混乱した組織に即座に安定をもたらす「即効性」の実績にある。彼は過去2シーズンのいずれも3月にユベントスとラツィオの指揮官に就任し、短期間で結果を立て直してきた。2025年3月、当時5位に沈みチャンピオンズリーグ圏外にいたユベントスを引き継いだ際は、11試合でわずか1敗という驚異的な成績で4位に導き、CL出場権を確保した。
また、2024年3月にマウリツィオ・サッリの後を継いだラツィオでは、9試合で5勝を挙げ、チームを7位に引き上げてヨーロッパリーグ出場権をもぎ取っている。
現在16位に沈み、過去17試合でわずか2勝という危機にあるスパーズにとって、こうした修羅場での経験値は極めて重要だ。トゥドールは一度母国クロアチアへ戻り、身辺整理を終えた後、来週早々にホットスパー・ウェイ(練習場)での指導を開始する。
彼の初陣は、2月22日にホームで行われる首位アーセナルとのノースロンドン・ダービーという、あまりに著しく過酷な舞台だ。11名の負傷者を抱える極限の状況下で、この「火消し役」がいかにして組織を再編し、サポーターの信頼を取り戻すのか。N17の新時代は、宿敵との死闘から幕を開ける。
