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【分析】フランク解任、決断を遅らせた代償は「2部降格」か。スカイ記者が見たスタジアムの殺気と1月の致命的失策

さらに状況を自壊させたのが、1月の移籍市場におけるフロントと現場の乖離(かいり)である。マディソンやクルゼフスキといった創造性の核をシーズン通じて長期離脱で欠き、スカッドが著しく疲弊している危機的状況にありながら、クラブは昨季の得点王ブレナン・ジョンソンを放出し、代役となるアタッカーを一人も確保しなかった。

フランクは公に「助け」を求めていたが、フロントは結局、前線の補強をゼロで終えた。この不可解な判断により、トッテナムの攻撃陣はプレミアリーグの強度を戦い抜くには不十分な層の薄さとなり、フランクの戦術的な選択肢をさらに奪い去った。

現在、スパーズは降格圏までわずか勝ち点5差の16位にまで沈んでいる。2026年に入ってからリーグ戦での勝利がなく、直近17試合でわずか2勝という成績は、もはや単なる中位での停滞ではなく、クラブの存亡を懸けた「残留争い」そのものだ。

2月22日のアーセナル戦を前に、クラブは究極の賭けに出た。指揮官を替えるという劇薬が即効性を持たなければ、かつては考えられなかった「トッテナム・ホットスパーのチャンピオンシップ(2部)降格」という最悪のシナリオが現実味を帯びてくる。オールド・トラッフォードでの敗戦、そしてニューカッスル戦での惨劇を経て、クラブは今まさに、名門としての誇りと残留を懸けた崖っぷちに立たされているのだ。

xG(期待ゴール数)
シュートの場所や状況から、そのシュートがゴールになる確率を数値化した指標。0.05は、その試合で事実上決定機を一つも作れなかったことを示唆する。

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