フットボール界の財務分析で知られるキーラン・マグワイアが、トッテナム・ホットスパーの広報部門による情報操作を厳しく糾弾した。トーマス・フランク解任直後に噴出した「指揮官の欠点」を巡るリークの不自然さを突くマグワイアの投稿に対し、サポーターからは経営陣の不作為を批判する声が相次いでいる。
レポート
トッテナム・ホットスパーがトーマス・フランクを更迭して以降、主要メディアからは指揮官の「主力選手との確執」や「宿敵アーセナルへの異常な執着」といったネガティブな裏話が組織的に報じられている。これに対し、フットボールファイナンスの権威であるキーラン・マグワイアは、自身のSNSでクラブ側の姿勢を「Shabby(卑劣、みすぼらしい)」と一喝した。
マグワイアは、スパーズの広報部門が過去24時間において、フランクの欠点をメディアに一斉にリークしていると指摘。その振る舞いを「パブの隅で、口の端からITK(※)の裏話を囁く男のようだ」と表現した。
「それほど多くの欠陥があったのなら、なぜ昨日まで沈黙していたのか? 昨季トップ半分で終えたブレントフォードで彼があれほど支持されていた事実や、任命前のデューデリジェンス(適正評価)で見抜けなかった経営陣の責任はどうなるのか」と、クラブ上層部の管理能力を鋭く突いた。
この投稿には、クラブの広報手法や経営陣の姿勢に嫌悪感を示すサポーターから多大な反応が寄せられている。あるファンは「スパーズの広報は、あらゆる欠点をリークして別れを正当化しようとする、不満げな元恋人のようだ」と比喩。
また別のファンからは「これは歴代監督に対して行われてきた、組織的な人格攻撃だ。自分たちの不備を棚に上げて、責任を転嫁し続ける詐欺師のような経営陣こそが、この有害な列車の脱線事故の真犯人だ」という激しい批判が上がった。
さらに、これまでフランクを擁護し続けてきたメディアの姿勢を「ガスライティング(※2)」と断じ、「ビジネスとしては繁栄しているが、フットボールクラブとしては死んでいる」という痛烈な皮肉も飛び出した。
ヴィナイ・ヴェンカテシャムCEOやテクニカル・ディレクターのヨハン・ランゲの責任を問い、彼らもフランクと共に去るべきだとする声が急増しており、16位転落という結果以上に、クラブの統治(ガバナンス)そのものに対する不信任が決定的なものとなっているのである。
