マンチェスター・ユナイテッド戦でのレッドカードにより、トッテナム・ホットスパーは主将クリスティアン・ロメロを今後4試合の出場停止で欠くこととなった。ケビン・ダンソの負傷やサイドバックの危機も重なるなか、トーマス・フランク監督がニューカッスル戦で採用しうる「3つの守備の解決策」を詳報する。
レポート
トッテナムは、プレミアリーグの次戦ニューカッスル戦から、アーセナル、フラム、およびクリスタル・パレスとの計4試合において、守備の核であるクリスティアン・ロメロを欠いて戦わなければならない。この著しく厳しい状況に対し、現地メディア『Evening Standard』は、指揮官トーマス・フランクが検討しうる3つの守備的な布陣を提示した。
第一の案:パリーニャ
まずはジョアン・パリーニャとラドゥ・ドラグシンを起用した「3-4-3」の継続だ。フランクは最近数週間、このシステムでパフォーマンスの向上を実現している。ユナイテッド戦では4-3-3をメインに戦ったが、ふくらはぎの負傷からジェド・スペンスが復帰すれば、より攻撃的な両翼を配置できる。右にスペンス、左にユナイテッド戦でデビューしたソウザをウィングバックに配し、パリーニャを「補助的なセンターバック」としてドラグシン、ファンデフェンと並べる形だ。ニューカッスルは早い段階でのクロスを多用し、サイドからの攻撃を主体とするため、ウィングバックによる封じ込めは極めて有効な解決策となり得る。
第二の案:ファンデフェンとドラグシン
次はファンデフェンとドラグシンをセンターバック・コンビに据える「4-3-3(または4-2-3-1)」への回帰だ。この二人がセンターバックとして並んで先発したのは2024年9月が最後だが、ユナイテッド戦の後半に見せた連携は良好であった。スペンスのフィットネスが万全でない場合は、右サイドバックにアーチー・グレイを据え、左にソウザを配置する。19歳のグレイはユナイテッド戦でも不慣れな位置ながら成熟したパフォーマンスを見せており、パリーニャを本来の中盤の底(アンカー)に戻すことで、守備の安定感を最大化させる狙いだ。
第三の案:パリーニャ
最後に浮上するのが、17歳のアカデミー出身、ジュンアイ・バイフィールドのプレミアリーグ初先発という大胆な選択だ。バイフィールドはチャンピオンズリーグのドルトムント戦でデビューして以降、フランクの信頼を確実に勝ち取っている。3バックを採用する場合、経験豊富なファンデフェンとドラグシンの間にバイフィールドを配置することで、若き才能を保護しつつ、その潜在能力を引き出すことが可能になる。フランクがリソースの限界に達している現状において、この生え抜きの若手を抜擢することは、サポーターを味方につけるための多大なる「好機」となる可能性も秘めている。
