スパーズジャパンの考察
1. ロメロの「言葉」が招いた統治能力の喪失
フランクが「私ならやらなかったよ」と突き放した事実は、主将と指揮官の間の信頼関係が公的に損なわれたことを意味している。主力がこぞって「いいね」を押し、ロメロの不満を支持したことで、フロントは主将一人を公に罰することができない膠着状態に陥った。このパワーバランスの崩れは、組織運営における多大なるリスクとなるだろう。
2. アトレティコ移籍の噂と「出口戦略」の完成度
ガストン・エドゥルというアルゼンチン代表に極めて近い筋からのリークは、今夏の退団が既定路線であることを伺わせる。ディエゴ・シメオネという、ロメロの闘争心を最大限に評価する指揮官の存在は、選手にとってあまりに魅力的な選択肢だ。今回のSNS騒動は、売却価格を維持しつつクラブを去るための、緻密に計算されたプロセスの一部である可能性が高い。
3. すでに確保済みの後任センターバック
ローン先のハンブルガーSVでブンデスリーガを席捲しているルカ・ヴシュコヴィッチは、トッテナムで主力になることが約束されており、あとは「いつ」の問題だけだ。本人はプレー時間を欲しており、それはロメロとファンデフェンが揃ったスパーズでは確約できない要望だ。来夏のロメロの放出は、ロメロ陣営の望みというだけでなく、クラブにとっても「ありえない選択肢」ではない環境にあると言える。
