スパーズジャパンの考察
1. 「3つの変更枠」を巡る非情な取捨選択
UEFAのルール上、冬の市場後の追加登録は3名までと決まっており、フランクはこのところプレミアリーグで出番を得ているビスマではなく、ギャラガー、テル、ドラグシンの3名を選んだ。特に1年ぶりに先発復帰したばかりのドラグシンを登録したことは、守備陣の再構築を急ぐチーム状況に鑑みてのことだろう。
2. ベンタンクールとデイヴィスの「落選」が意味する現実
主力であったベンタンクールをリストから外した事実は、彼の今季中の復帰、あるいはCLの強度で戦えるまでの回復が著しく困難であることを示唆している。デイヴィスの不在も同様であり、ベテランの安定感を欠いたまま、残されたスカッドで欧州の頂きを目指すという、挑戦的な航海を強いられることになる。
3. 長期離脱中の主力の処遇
復帰時期が不確定ながら、早期復帰が見込まれるのであれば登録メンバー入りの可能性があったであろうクルゼフスキやマディソンは選外のままだった。これが「まだ復帰は遠い」と断言することもできないだろう。リーグフェーズのテルへの辛い処遇を振り返れば、「今戦える選手」を優先し、チームの士気を保つことが重要だ。そして、まずはラウンド16の壁は、今のスパーズにとって大きな壁であり、その先を見据えたメンバー登録を考えることなどできるスカッド状態ではない。
