スパーズジャパンの考察
1. 「フィールドプレーヤー12名」で掴んだ4位通過の価値
フランク監督が明かした「起用可能なフィールドプレーヤーは12名のみ」という事実は、現在のスカッドがいかに薄氷の上で戦っているかを改めて浮き彫りにしたと言えるだろう。この過酷な状況下で、ドルトムントとフランクフルトを連破し、全36チーム中4位というシード権を確保したことは、現体制の団結力が極限状態で最も発揮される可能性を示唆しているのかもしれない。
2. コロ・ムアニへのジョークに込められた期待
監督がコロ・ムアニに「古巣以外からも決めてくれ」と冗談を飛ばしたエピソードは、彼の高い決定力を認めつつも、リーグ戦でのさらなる爆発を促す親心のようなものと考えられる。交通事故というピッチ外のノイズを完全に遮断して結果を出したフランス人FWの精神力は、後半戦の逆襲において大きな武器となる可能性があるだろう。
3. 「空白の2月」がもたらす再建の猶予
トップ8入りを果たし、2月のプレーオフを回避できた最大の恩恵は、監督が言及した「トレーニング時間の確保」にあるのではないかと考えられる。プレミアリーグ14位と低迷する中、新加入選手や負傷から戻る主力たちの戦術的な落とし込みを、欧州戦のプレッシャーなしに行えるこの期間は、シーズン全体の成否を分ける決定的な「猶予」となる可能性があるだろう。
