【分析】崩壊する信頼とフランクへの最後通牒:バーンリー戦のドローが露呈させた「メンタリティの欠如」とロメロの権力

スパーズジャパンの考察

1. 「格下相手の自滅」に見る深刻なメンタリティの病

直近の対戦相手の顔ぶれを見れば、本来ならば順位を上げる絶好の機会だったはずだ。しかし、スパーズはそれらの相手に対してもナーバスになり、自ら崩れるという失態を繰り返している。フランクが強弁する「一貫したパフォーマンス」という言葉は、結果を求めるファンにとっては何の慰めにもならず、むしろ現状認識の甘さを露呈させている。この「弱者のメンタリティ」を払拭できない限り、強豪との連戦は一方的な虐殺になりかねない。

2. 「救世主」ロメロの絶対的権力と危うさ

ロメロは今や、ピッチ上での得点力だけでなく、ドレッシングルームにおいても強大な影響力を持つ存在となった。アントニオ・コンテ時代、彼は内向的で控えめな存在だったが、今や主将として、そしてクラブの象徴として振る舞っている。しかし、看板を蹴り飛ばすような過剰な激情は、主力組への過度な「甘やかし」が背後で行われているとの疑念もある。彼ら主力組をいかに正しくマネジメントできるかが、新監督、あるいは続投するフランクにとっての最重要課題となる。

3. 「アルテタ・モデル」の限界とプランBの不在

ヴィナイ・ヴェンカテシャムCEOは、アーセナル時代の成功体験からフランクへの「長期的な忍耐」を標榜している。だが、アルテタには不振時もデータ上の改善(xGの向上等)という「緑の芽」が見えていた。対するフランクは、セットプレー以外に攻撃の形が見えず、ファンを納得させるだけのビジョンを示せていない。ファンの怒りがポチェッティーノの名を呼ぶまでに達した今、経営陣には「いつまでも続く長期計画」という名の思考停止を捨て、現実的な「プランB」を提示する責任がある。

参照元: Thomas Frank’s future, decision to be made and Cristian Romero’s power inside Tottenham

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