【試合評】ドルトムント撃破の舞台裏:スペンスの「新境地」と、指揮官を救った選手たちの闘争心

スパーズジャパンの考察

1. スペンスとフランクの良関係?

「監督と選手の間にある溝(みぞ)」を懸念させた最も代表的な選手がスペンスだ。もともと素行に問題があるとの評判があり、実際に敗戦後にフランクを無視して通り過ぎる姿を中継映像に抜かれたりと、「やってんな」を臭わせる行動が目を引いていた。しかしここでこのクラブにおいて最上級の褒め言葉であろう「ギャレス・ベイル」のようなプレーを見せたとの称賛を受けたことは、その投稿からも、フランクの奇策に大満足に違いない。

2. バーンリー戦での大量復帰

ウェストハム戦の絶望的な敗戦の後、ドルトムント戦を迎えるにあたり頭を抱えたくなるような欠場者の数であったが、バーンリー戦ではCL登録外のギャラガー、ドラグシン、ビスマ、テル、出場停止だったファンデフェンが戻って来る。さらにバーンリー戦での復帰が微妙で、フランクフルト戦には間に合うかもしれない、打撲のパリーニャやAFCON制覇のサールもいる。何よりバイフィールドが「未知なる若手」ではなくなったのも心強い。最難関のドルトムント戦を経て、風向きが変わる可能性は大いにありそうだ。

3. 浸りたい楽観、現実的悲観

ドルトムントを粉砕した夜の余韻に浸れば、スペンスのコンバージョンやバイフィールドの台頭など、スパーズの未来は極めて明るく見える。しかし、現実的な悲観論を完全に捨て去るにはまだ早い。欧州での快進撃とは裏腹に、プレミアリーグではいまだに14位という屈辱的な位置に沈んでいる事実が消えたわけではないからだ。欧州で見せた「インテンシティ」が、土曜日の午後のバーンリー、しかも敵地ターフ・ムーアという過酷な環境で再現できるかどうかに。もしここで再び失態を演じるようなことがあれば、ドルトムント戦の一夜の儚い夢となる可能性があるだろう。

参照元: Tottenham transfer boost, why Romero called Thomas Frank over and Dragusin absence explained

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