スパーズジャパンの考察
1. 限界に達したテルの忍耐
直近の公式戦で先発機会を得ていたテルにとって、CL登録外という通告は決定的な「決別」の合図となった可能性が高い。フランクが「経験」を重視してソランケを優先したことは理解できるが、将来有望な若手のモチベーションを完全に破壊した代償は大きい。ローマがローンでの「救出」を提案している今、引き留めるための正当な理由はもはや見当たらない。
2. ドラグシン交渉における「買取義務」の攻防
ドラグシンが移籍に合意している以上、焦点はクラブ間の条件面のみだ。トッテナムが「買取義務」に固執するのは、かつて高額な移籍金を投じて獲得した彼の資産価値を確定させたいという経営的な意図がある。一方、財政的に慎重なローマにとって、義務化はリスクを伴う。この溝を埋めるために、買い取り条件の緩和や成績連動型の条項が盛り込まれるかどうかが焦点となる。
3. 混迷を極めるスカッド・マネジメント
主力に負傷者が続出する一方で、健康な実力者が「不満」を理由に離脱を希望するという、極めて不健全な状況に陥っている。デ・ロッシ率いるローマが彼らに一貫した出場機会を保証できるのであれば、不満を抱えたままスカッドに留めるよりも、整理を進める方が賢明かもしれない。しかし、これ以上の人員整理が「11人のフィールドプレーヤー」という極限状態に拍車をかけないか、首脳陣の舵取りが危ぶまれる。

