スパーズジャパンの考察
1. 守備陣における「大黒柱」の喪失
ベン・デイビスは、センターバックと左サイドバックの両方を高い水準でこなせる、現在の駒不足に陥ったスカッドにおいて「大黒柱」と言える存在だった。特にこれからの過密日程の中で、計算の立つベテランを失うことは、現場の戦術的な柔軟性を著しく損なわせるものだ。
2. 狭まる戦術の選択肢
デイビスの離脱により、ディフェンスラインのバックアップはいっきに手薄な状況となった。早速のCLボルシア・ドルトムント戦では、出場可能なシニアのセンターバックがロメロとダンソだけとなり、デイビスがいればセンターバックの左、または3バックの選択肢も持てたはずだった。
3. リハビリ期間と今シーズンへの影響
足首の骨折による手術となれば、実戦復帰までには数ヶ月単位の時間が必要となることが予想される。シーズン終盤の重要な局面に向けて、ピッチ外でもリーダーシップを発揮するデイビスが不在となることは、チームの精神面においても多大なる損失だ。そして、キャプテンとしてウェールズ代表を牽引するはずだったワールドカップ・プレーオフの出場は絶望的。仮に本戦にたどり着いたとしても、プレーできるかは微妙な状況だろう。

