スパーズジャパンの考察
1. 1月の早期補強を阻む欧州メガクラブの壁
ライプツィヒに拒絶された事実は残念だが、トッテナムがディオマンデという最高級の才能に早い段階で接触していたことは、ヨハン・ランゲ体制のスカウティングの質の高さと野心を示している。しかし、ユナイテッドやバイエルンといったクラブと競合する夏を見据えれば、この1月での「先行投資」を成立させられなかったことは、将来的な移籍金高騰という多大なるリスクを孕んでいる。今季を救うための補強が、またしても「待ち」の姿勢を強いられることへの懸念は拭えない。
2. 低迷脱却に必要な圧倒的な個の力
現在のチームに欠けているのは、停滞した試合を独力で破壊できるディオマンデのような「爆発力」であり、相手守備陣に恐怖を与える圧倒的なスピードが必要である。ライプツィヒに現金を積むだけでは解決しない現状を、いかに打開するのか。ディオマンデが手に入らないのであれば、同様のプロファイルを持つ「代替補強」としてのターゲットを即座に特定し、1月中に確保する決断力が求められている。
3. 問われるクラブの交渉力
「不可能」と言われたものを「可能」にするのが、真のトップクラブの交渉力である。ライプツィヒが資金を必要としていない以上、トッテナムにできることは、選手本人の意向を動かし、外圧を強めることしかない。もし夏まで待つという判断を下すのであれば、それはシーズン後半戦の目標を著しく下方修正することを意味しかねない。サポーターが不満を募らせる今だからこそ、ディオマンデ級のウィング獲得こそが、組織を再編するための最大の劇薬になるはずだ。

