【移籍情報】トッテナム、コナー・ギャラガー獲得に向けた交渉を開始|アストン・ヴィラとの争奪戦とアトレティコの「完全移籍のみ」という条件

レポートに対する詳細分析

「完全移籍のみ」というアトレティコの強硬姿勢とトッテナムの決断

アトレティコ・マドリードがローン移籍を一切拒絶しているという事実は、トッテナムに対して「即座に多額の現金を投入するか、あるいは諦めるか」という二者択一を迫るものだ。他クラブがローンでの獲得を模索する中で、完全移籍の交渉に応じようとするトッテナムとアストン・ヴィラの動きは、移籍市場においても直接的な競合関係にあることを浮き彫りにしている。

競合がアストン・ヴィラというのは、トッテナムとすれば2つの見方ができるだろう。アトレティコ・マドリードとすれば当然より高額の移籍金を引き出すために、同レベルの獲得オファー(移籍金)が提示できる複数クラブの競合を望むだろう。一方、トッテナムからすれば、「ヴィラと競合して負けた」というファンからの評価は是が非でも避けたい状況に置かれることにもなる。

ワールドカップ代表入りという選手の強力な動機

ギャラガーにとって、トーマス・トゥヘル体制のイングランド代表で生き残ることは最大の優先事項である。シメオネ監督の下で不慣れな役割を強いられている現状で、実際にイングランド代表からしばらくお声がかかっていない。この「代表での地位確保」という選手の切実な動機は、トッテナムが交渉を進める上で強力な追い風となる。もちろん、本人も「移籍先で即時に出場機会を得られるか」を優先度の高い判断基準に置くだろう。

ブレナン・ジョンソン放出の教訓とドラグシンの残留

ローマによるドラグシンへのオファーを拒絶した判断には、昨冬のブレナン・ジョンソン放出時に代役の確保が遅れて戦力が低下したという、クラブ上層部の手痛い教訓が反映されているかもしれない。ソウザ獲得を間近に控えつつ、既存の戦力を安易に手放さない姿勢は、現在の負傷者続出の状況下における必然的な判断と言える。

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