スコットランドのレンジャーズにローン移籍中のマイキー・ムーアが、宿敵セルティックとの伝統の一戦「オールドファーム・ダービー」において決定的なゴールを挙げたことを報じた。
マイキー・ムーアがオールドファーム・ダービーでゴール
マイキー・ムーアは、世界フットボール界で最も大きな試合の一つである、土曜日にグラスゴーで行われたセルティックとのオールドファーム・ダービーにおいて、レンジャーズの一員としてゴールを決め、その名を刻んだ。
今シーズン、アイブロックス(レンジャーズの本拠地)にローン移籍している現在わずか18歳のアカデミー出身のムーアは、セルティック・パークでのアクション満載のスコットランド・プレミアリーグの大一番において、レンジャーズの3点目を決め、驚異的な逆転劇を完結させた。
前半はセルティックが優勢で、19分のヤン・ヒョンジュンのゴールにより1-0でリードしていた。しかし、レンジャーズは後半、ユセフ・シェルミティの2ゴール(50分、59分)により逆転。そして71分、マイキーにとって記憶に残る瞬間が訪れた。カスパー・シュマイケルを破る低いシュートを突き刺し、3-1とした。
これはマイキーにとって、SPLでの15試合出場で3ゴール目となった。レンジャーズはSPLで3位に位置しており、2位セルティックと勝ち点で並び、首位ハーツ(1試合消化が多い)を勝ち点3差で追っている。
スパーズジャパンの考察
1. 18歳で「オールドファーム」を制する精神的強靭さ
世界で最も過激で重圧のかかるダービーの一つとされる「オールドファーム」において、18歳の若者が敵地セルティック・パークで勝負を決定づけるゴールを挙げることは、単なる技術以上の精神的強靭さ(メンタリティ)を証明している。カスパー・シュマイケルという百戦錬磨の守護神を相手に、冷静にネットを揺らしたムーアの才能は、もはや単なる「有望株」の域を著しく超え、一人の「勝負師」としての風格を漂わせている。
2. 「アイブロックスへの武者修行」という英断の結実
トッテナムがムーアの修行先としてスコットランドの名門レンジャーズを選んだ戦略が、今まさに実を結びつつある。SPLでの15試合出場という数字は、プレミアリーグのベンチで過ごす時間とは比較にならないほど多大なる実戦経験を彼に与えている。優勝争いとダービーの熱狂という、スパーズに帰還した際に即座に求められる「勝利への義務」を日常として過ごしていることは、来季のスカッド入りに向けた最大の武器となるだろう。
3. 歴史が物語る「スパーズとレンジャーズ」の意外な共通点
トッテナムとレンジャーズには、かつて「イングランドの至宝」ポール・ガスコインが両クラブで伝説を築いたという共通の記憶がある。ガスコインはスパーズからラツィオを経てレンジャーズへ渡り、そこで多くのタイトルを獲得した。また、1960年代にはジミー・グリーブスがレンジャーズの練習に参加したエピソードなど、両クラブの歴史は意外なところで交差している。マイキー・ムーアがかつてのガスコインのように、両クラブのファンから愛されるアイコンへと成長していく姿は、往年のサポーターにとって多大なる感慨を抱かせるものである。

