1月1日のブレントフォード戦を控えた記者会見の第2部(エンバゴ・セクション)において、トーマス・フランクは、クラブが現在取り組んでいる「選手の売却ポリシー」の劇的な転換について語った。フットボール・ロンドンのアラスデア・ゴールドが報じたところによると、トッテナム・ホットスパーがブレナン・ジョンソンのクリスタルパレス移籍(3500万ポンド)に合意した背景には、これまでの「売り下手」な負の連鎖を断ち切り、トップクラブとして相応しい「売りオペ(売却運用)」を確立しようとする経営陣の強い意志がある。これまでの「売り下手」なイメージを払拭し、トップクラブとして相応しい新陳代謝を実現するための、重要な試金石となる。
「売りオペ」を強化のエンジンとするフランクの哲学
トーマス・フランクは、選手を適切なタイミングで売却することの重要性を強調している。これは、単なる資金調達ではなく、スカッドを刷新し、競争力を維持するための不可欠なプロセスである。

スパーズはこれまで、選手の放出において適切なタイミングと価格を逃し、巨額の損失を抱える傾向があった。2019年に獲得したタンギ・エンドンベレとジョバニ・ロチェルソのペアには合計約1億ポンドが投じられたが、昨夏の退団までに回収できた資金はごく僅かであった。今回のジョンソンの放出は、こうした過去の苦い教訓を糧に、経営陣が主導してクラブの経営体質を根本から転換させる試みでもある。
戦術的ミスマッチとクドゥスの台頭
ジョンソンが放出候補となった最大の理由は、モハメド・クドゥスの台頭だ。5500万ポンドで加入したクドゥスは右ウィングで目覚ましい活躍を見せており、トーマス・フランクも彼がそのポジションに確固たる地位を築いていると認めている。






今シーズンのジョンソンは、得点数こそクドゥスを上回る場面もあったが、左サイドでは本来の脅威を発揮しきれていない。スカッドを鋭く研ぎ澄ませようとする中で、ベンチに甘んじる時間が長いジョンソンの売却は、1月の補強に向けた再投資のスペースを生み出す論理的な選択となった。




