目次
スパーズジャパンの考察
1. ケヴィン・ダンソの「適応」が示す冬の光
ロメロという絶対的な柱を欠く中、ダンソが見せた後半のパフォーマンスは、ドレッシングルームに安心感をもたらした。序盤のイエローカードで動揺せず、激しさを維持しながらノーファウルで守りきった冷静さは、まさにフランクが求めるプロフェッショナリズムの体現だ。ロメロの追加処分の可能性も懸念される中、ダンソの台頭は冬の戦力運用において大きな鍵となる。
2. 「泥臭い勝利」へのアイデンティティ変更
ポステコグルー時代の華やかさはないかもしれないが、セットプレーで仕留め、規律あるブロックで守り抜く今の姿こそ、上位進出に必要な「現実的な強さ」だ。チャンスの数に対して得点が多い(コンバージョンレートの高さ)というスタッツは、フランクが掲げる「効率的なフットボール」がチームに浸透しつつある証左と言える。
3. セルハースト・パークに刻まれた「1948年の記憶」
ここで新しい豆知識を。今回スパーズが激戦を制したセルハースト・パークは、1948年のロンドン・オリンピックにおいてフットボール競技の会場となった歴史を持つ。当時、このスタジアムではデンマーク代表がイタリア代表を5-3で破るという世紀の番狂わせが起きており、皮肉にもデンマーク人のトーマス・フランクにとって、このスタジアムは「母国のフットボール史上、最も輝かしい記憶の一つ」が刻まれた場所なのである。2025年の最終戦をこの地で勝利したことは、彼にとっても宿命的な何かを感じさせる出来事だったのかもしれない。
参照元: Three things we learned from Tottenham victory as Thomas Frank’s side show maturity

