トッテナム・ホットスパーは、日曜日の午後にセルハースト・パークで行われたクリスタル・パレス戦を1-0で制し、2025年を勝利で締めくくった。アラスディア・ゴールドによる記者会見の全文レポートと、Evening Standardのサム・タブトーによる分析を交え、この「成熟した勝利」の背景に迫る。
前半、パレスの猛攻にさらされながらも、前半終了間際にコーナーキックからアーチー・グレイが頭で押し込み先制。後半、リシャルリソンのゴールがVARで取り消されるなどの場面はあったが、集中を切らさず完封勝利を収めた。
パレス戦から学んだ3つのこと:トーマス・フランク流の進化
1. 規律の乱れを克服した「成熟」
先週末のリヴァプール戦では、無謀なプレーによる退場者が敗戦に直結したが、今節のスパーズは高い自己規律を示した。開始早々にロメロの代役ケヴィン・ダンソがイエローカードを受け、続いてアーチー・グレイも警告を受けるなど、フェアプレー・テーブルでワースト2位という「悪癖」が顔をのぞかせたが、その後は冷静さを維持。パレスの苛立ちを誘いながらも、追加の警告を避け、試合をコントロールする成熟度を見せた。
2. セットプレー:今やスパーズの「必勝パターン」
トーマス・フランク体制下で、セットプレーはスパーズの代名詞となりつつある。アーチー・グレイの決勝点は、今季セットプレーから生まれた9つ目のゴールだ。ポロの正確なキックを、コロ・ムアニとリシャルリソンが粘り強くつなぎ、最後はグレイが仕留める。オープンプレーでの崩しが未完成な局面でも、死球(デッドボール)から確実に得点を奪う効率性は、プレミアリーグで2位という高い決定率にも表れている。
3. 「ドレッシングルーム」の信頼を勝ち取った完封劇
直近のアウェイ3試合で11失点を喫していた守備陣にとって、この完封は極めて多大なる価値を持つ。特にロメロの代役を務めたケヴィン・ダンソは、序盤の警告やパレスのストライカー、マテタのフィジカルに苦しみながらも、後半は圧倒的な存在感を発揮。ファンデフェンと共に合計14回の空中戦クリアを記録し、フランクが求める「堅実で粘り強い守備」を体現してみせた。

