スパーズジャパンの考察
1. 右サイド偏重からの脱却と「左のウィング」の重要性
マット・ヴェリが指摘するように、現在のスパーズは右サイド(ペドロ・ポロやクドゥス)に頼りすぎている。左サイドでタメを作り、独力で打開できるウインガーが加われば、相手守備陣を著しく分散させることができるだろう。サヴィーニョを逃した今、マルムシュのような「個」で打開できる選手への投資は、フランクの戦術を完結させるためのラストピースと言える。
2. テア・シュテーゲンという「勝者のメンタリティ」
ヴィカーリオも優れた守護神だが、バルセロナで酸いも甘いも噛み分けたテア・シュテーゲンのような「ワールドクラス」が最後尾に控える意味は大きい。14位という不本意な順位に沈む今、戦術的な改善以上に、ロッカールームに勝利の文化を持ち込めるベテランの存在は、チームの精神的な負荷を軽減するはずだ。
3. 「1億ポンド」のカラクリと冬の交渉術
豆知識として、オーナー陣が注入した「1億ポンド」の扱いには注意が必要だ。これは単純な「補強予算」として使える性質のものではなく、プレミアリーグの「収益性と持続可能性に関する規則(PSR)」において、インフラ投資やアカデミー運営など、スカッド強化以外にも割り振られる性質のものだ。
しかし、スパーズはスタジアムやアカデミー、女子チームといった、PSRの計算から除外(控除)される項目への支出が極めて大きく、かつそれらを支えるだけの多大なる自社収益基盤を持っている点で恵まれているため、この1億ポンドを他の経費等に充てつつ、その経費負担を軽減することで、スカッド強化に回す資金を捻出することができれば、冬の補強を後押しするだろう。
参照元: Tottenham January transfer window guide: Goalkeeper deal an option as Thomas Frank targets forward

