ボーンマスのウィング、アントワーヌ・セメンヨが、トッテナム・ホットスパーからのオファーを断り、プレミアリーグでより上位に位置するクラブへの移籍に集中していると報じられた。
今シーズン、16試合で8ゴール、3アシストを記録するなど目覚ましい活躍を見せているセメンヨ。ガーナ代表のアタッカーを巡っては、1月の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプールといった強豪が獲得を模索している。
1月10日までの「限定解除条項」
セメンヨの去就において鍵を握るのは、契約に含まれる6500万ポンドの契約解除条項だ。この条項は1月の最初の2週間のみ有効で、早ければ1月10日には期限が切れる可能性がある。
トッテナムは夏の移籍市場でもセメンヨの獲得に失敗していたが、この1月に解除条項を満たす金額を支払い、破格の給与を提示する準備を進めていた。しかし、デヴィッド・オーンスタイン氏によれば、25歳のセメンヨは現在「(スパーズは)丁重にお断りし、他の選択肢に集中している」という。
「13位」という現状が壁に
フランク率いるトッテナムは今シーズン苦戦を強いられており、現在プレミアリーグで13位に沈んでいる。これはボーンマスと勝ち点で並び、得失点差でのみ上回っている状況だ。セメンヨの野心は、より高い順位のクラブにあると考えられている。
現在、1月の獲得レースをリードしているのはマンチェスターの2クラブだ。ユナイテッドは来月にもセメンヨ獲得に向けて「オールイン(全力投球)」する構えだが、リーグ・タイトル争いやチャンピオンズリーグ出場権を即座に提供できるシティが強力なライバルとなる。リバプールも関心を示しており、アレクサンダー・イサクの負傷状況によっては動きを加速させる可能性がある。
スパーズジャパンの考察:順位の低さが招く「補強力の危機」
1. 「13位」という残酷な現実 トッテナムが提示した「多額の給与」や「解除条項の即時支払い」という好条件をもってしても、セメンヨを振り向かせることができなかった事実は重い。選手にとって、ボーンマスと勝ち点が並ぶクラブへの移籍は「ステップアップ」とは捉えられなかったのだろう。フットボールにおいて、順位表の数字は交渉力そのものであることを再認識させられる。
2. 夏の失敗が響いた可能性 記事にある通り、スパーズは夏にもセメンヨを狙って失敗している。もし夏に獲得できていれば、現在の攻撃陣の層はもっと厚くなっていたはずだ。1月の解除条項が「最初の2週間のみ」という短期決戦である以上、トッテナムがここからセメンヨの心を翻すのは極めて困難と言わざるを得ない。
3. 他のターゲットへの迅速な切り替えを パラティチが去り、ヨハン・ランゲとラフィ・モルセンの新体制に移行しつつある中、この冬の補強は今後のシーズンを左右する。セメンヨに固執して時間を浪費するのではなく、獲得可能な代替案、あるいは「トッテナムに来ることを誇りに思う」野心的なタレントへと迅速にターゲットを切り替える必要があるだろう。
参照元: Antoine Semenyo ‘Politely’ Rejects Big Premier League Move, Two Clubs in Race

