若さ故の脆さと、リーダー不在の守備
0-3というスコアラインが示す通り、この日のトッテナムは攻守において完敗だった。 フランクのチーム作りは、このところ好転していたかに見えたが、シティ・グラウンドのような敵地で逆境に立たされた時、チームを落ち着かせ、立て直せる「経験あるリーダー」がピッチ上に不在だったことが痛恨だった。
特に、失点後の精神的な脆さは深刻だ。先制点を与えたアーチー・グレイのミスは若さ故の過ちとして許容される範囲かもしれないが、その後のチーム全体がパニックに陥り、簡単なパスミスを連発して自滅していく様は、リーグ上位を争うチームの姿ではなかった。
現地メディア football.london のアラスデア・ゴールド記者も、この日のパフォーマンスには厳しい評価を下している。以下、同メディアの採点と寸評を紹介する。
現地メディアの選手スコア (football.london)
先発メンバー
グリエルモ・ヴィカーリオ 4
序盤、サンガレのヘディングがポストを叩いた後のシュートを見事にセーブした。失点シーンではグレイを救おうとしたが、こぼれ球をハドソン=オドイに押し込まれた。2点目のクロスがネットに吸い込まれた場面ではポジショニングが悪かった。サンガレの素晴らしいシュートには為す術がなかった。
ペドロ・ポロ 3
前半は時折狼狽しているように見え、プレーが雑だった。フォレストの2点目ではポジションを外し、ベンタンクールにハドソン=オドイの対応を任せてしまった。3点目の場面での守備対応も軽すぎた。
クリスティアン・ロメロ 5
バックラインで唯一闘争心を持っていた選手だが、周囲を統率するという役割を果たせているようには見えなかった。
ミッキー・ファンデフェン 4
パスの精度が悪く、前後半ともに意図したターゲットに届かないショートパスが散見された。彼自身もバックライン全体も、混乱しているように見えた。
ジェド・スペンス 5
前半に怪我をしたようで、自由に走るのに苦労していた。後半は回復したようだったが、交代時には激怒し、ジャケットを床に投げつけた。チーム全体の低調なパフォーマンスの中で特別良かったわけではないが、少なくとも攻撃面で何かを提供しようとはしていた。

