エリック・ダイアー、ポチェッティーノのおかげ
このエントリーをはてなブックマークに追加 Check スパーズ関連のメディア報道・その他2016年3月29日


イングランド代表はトッテナム・ホットスパーの選手たちによって骨子を築かれた華やかさを増したことに商店が置かれている。デレ・アリの無限のエネルギーやハリー・ケインのターンからのシュートによってイングランドは逆転劇を演じた。ベルリンのオリンピック・スタジアムでの試合後に、ドレッシングルームで選手たちが勝利の余韻を楽しみ、代表チームのコーチングスタッフはこの日アンカーを務めた男が決勝ゴールを決めたことで心を踊らせていた。

エリック・ダイアーの代表初ゴールは、ジョーダン・ヘンダーソンのコーナーにニアで頭で合わせ、マヌエル・ノイアーの守るゴールに突き刺さった。実に見事なプレーであった。ポルトガルのスポルティングで育まれた22歳のダイアーは、マウリシオ・ポチェッティーノによって今シーズンから守備的ミッドフィルダーのポジションに抜擢された。トニ・クロースの先制ゴールの場面で、ダイアーは相手との間合いを詰めるよりもナサニエル・クラインにその役割を指示しており、これは判断を誤ったと評価されるかもしれない。

それにしても、ベルリンでピッチ上の深い位置での彼のプレーは十分に評価に値するとの証拠は十分だ。このポジションは、イングランド代表がオーウェン・ハーグリーブスを負傷によって欠いてから、ずっと満たされずにいた。

これまで2度の代表キャップを数えた男が、メスト・エジル、マルコ・ロイス、トーマス・ミュラー、さらにはクロース、サミ・ケディラのワールドカップ王者たちによって構成された中盤に真っ向勝負を挑んだのだ。

試合後にダイアーは語っている。

「最高の試練だったよ」

「僕も他の多くのチームメイトも若いから、彼らのような実績があってとても優れた選手たちと対戦して腕を試すのは、本当に凄いことだったのさ」

「僕らがどれほど優れていようとも、戦術的によく組織されていようとも、困難な戦いになることだってある。ドイツ代表のようなチームは、チャンスを作り出せるし、ゴールに繋げることもできるけど、僕らはできる限り相手の実力を封じたよ。『選手が若い』ってことでみんなは興奮しすぎてるけど、僕らのクラブでは監督が年齢で選り好みして選手を起用しているんじゃないんだ。出場のチャンスを得るに相応しいからチャンスをもらってるんであって、そのチャンスをモノにできるかは選手次第だからね。僕らはそれぞれのクラブで良いプレーをしてきたから、ここ(イングランド代表)にいるんだよ」

「個人的には、これが僕のスタートラインさ。22歳だから、2度の代表キャップは何か意味があるかい?誰もがどこかからスタートする。僕はイングランド代表でプレーできることが嬉しいんだ。子供の頃からの夢だから、それが実現したことが嬉しいよ。これからも成長を続けたいし、クラブで良いプレーを続けたい。そして、この代表レベルでもっとチャンスを得たいんだ。どんなチャンスであっても、どんな試合であっても、自分のベストを尽くさなきゃいけないし、良いパフォーマンスを披露しないといけない。優れた選手はいっぱいいるからね」

ドイツ戦の前日となる金曜、ロイ・ホジソンはダイアーの位置づけについて次のように説明していた。代表チームのアンカーのポジションは、ジャック・ウィルシャーの調子が整えばユーロ2016ではウィルシャーがファーストチョイスであると。ダニー・ドリンクウォーターは火曜日のオランダ戦で代表デビューを飾るであろう。この3人が、経験に優るマイケル・キャリックよりもわずかに序列は上とみられる。今シーズンはすでに公式戦47試合に出場しているダイアーの強みは、ポジショニングとタックルだとベルリンで証明されている。

相手の攻撃を寸断し、自分よりも経験ある周りの選手に指示を出し、そして手薄になったポジションへの援軍へと走り回ったダイアー。アリもケインもエクセレントだったが、アンドレ・シュールレのマークを振り切り、ノイアーの守るゴールにアディショナルタイムに決勝ゴールを突き刺したのはダイアーだったのだ。

ダニー・ローズが代表デビューを飾り、カイル・ウォーカーにこの日は出番が無かったものの、ポチェッティーノのもとで成長を続ける選手たちのスリーライオンズでの躍進は目まぐるしい。最近、代表デビューを飾った19人のうち、11人がポチェッティーノの教え子たちなのだ。

「試合の後、僕らは一緒にいる時間があったんだ」

「5人が代表に呼ばれたのは素晴しいことだし、ダニーは本当に長くこの時を待っていたんだ」

「彼は今シーズンのプレミアリーグで最高の左サイドバックさ。そして監督には、クラブで僕らにチャンスをくれたこと、そして今、僕らがこの場所にいることに感謝をしないといけないよ」

「彼は僕らに多くを要求するし、常に成長を求め、より良いプレーを期待している。そのおかげで今の僕らがあるんだから、彼には恩返しをしたいよ。でも僕らはしっかりと足を地につけて、ハードワークを続け、向上心を持ち続けるんだ。それしかないからね。それを続けていれば、成長を続けられるのさ」