ハリー・ケイン、スパーズのレジェンドになるんだ②
このエントリーをはてなブックマークに追加 Check スパーズ関連のメディア報道・その他2015年8月18日
背番号10を着けることが、パフォーマンスへのプレッシャーを増すことにならないだろうか?「それは望むところさ」とケインは言う。

「僕はクラブレジェンドになりたいんだ。フットボールの世界では、プレッシャーは常について回るもの。でも、僕には強い精神力があるし、僕自身が10番のユニフォームを望んで着ているんだから、別の話だよ」

土曜日にホームでのストーク・シティ戦を控え、準備を進めるケインには、強い好感を受けてしまう。その理由は、彼の背景や前近代的とも言えるスリックバックの髪型で整えられた容姿だけではなく、エキサイテングなほどのポテンシャルである。率直で熱意があり、周囲の人々が前向きに期待し、応援したくなるようなフットボーラーである。みんながケインの成功を願っている。そして、それをケイン自身も感じ取っている。

「僕が辿ったキャリアをみんなは慕ってくれているんだと思う。若いイングランド人が、ちょっとばかり活躍したからね」

「最近は、多くのフットボーラーにいろんな理由で悪いイメージが付いている。でも、僕は地に足がついている。僕は品行方正なんだろうね。僕は家族や友人と親密な関係を築いているし、みんながそういったところに共感してるんだろうね。あとは僕自身がファンだったから。トッテナムのファンは、僕のことを『one of their own(自分たちの一員だ)』と見てくれているし、それは純粋に心地がいいものだよ」

ギャリー・リネカーやアラン・シアラーといったかつての偉大なストライカーたちも、この意見に賛同している。「彼らが自分のことを口にしてくれるなんて本当に光栄だよ」と、最近、BTスポーツのアンバサダーに就任したケインは語る。

「一方で、奇妙な感じでもあるね。偉大な元選手たちから昨シーズンに受けた称賛の言葉には、信じられないようなものもあったよ。そういう言葉を受けてナーバスになる人もいるだろうけど、僕はその真逆だ。それを活かすのさ。彼らをがっかりさせるわけにはいかないし、彼らが正しいことを僕が証明したいから1シーズンだけの活躍にとどまるわけにはいかないし、もっともっと成長できるはずだ、ってね。そういった元選手たちのコメントを聞いたら、自分を良い方に加速させていくのさ」

アーロン・レノンと同様に今シーズンのスパーズで背番号を与えられなかったエマニュエル・アデバヨールから背番号10を引き継ぐこととなったケイン。スパーズはレノンとアデバヨールの放出による大幅な給与負担の軽減に尽力している。この夏の移籍マーケットでこれまでに3人を補強し、14人を放出(契約満了含む)しているポチェッティーノは、チームの新陳代謝を積極的に進め、ケインに代表される若手選手をチームのコアに据えようとしている。

「監督にとって、実際のところ今回が自分の意思で補強や放出を決める最初の移籍マーケットだからね」とケイン。

「必要としていない選手は放出し、欲しい選手を獲得している。エキサイティングだよ。監督の哲学や何をしたいかを僕らは知っているし、それに向かって突き進み、成長していかなきゃいけないんだ。僕らは若いからね。プレミアリーグのなかでも一番若いチームじゃないかな。まだまだ完成されたチームじゃないんだよ。だから先走りはしないよ。しっかりと土台を築いて方向性を固めていくのさ」