ハリー・ケイン、スパーズのレジェンドになるんだ①
このエントリーをはてなブックマークに追加 Check スパーズ関連のメディア報道・その他2015年8月15日
インタビュー:セカンド・シーズン症候群を蹴り飛ばせ。スパーズの背番号10を纏うケインは、成長一直線。


まず、今シーズンのトッテナム・ホットスパーのユニフォームの背番号10を選んだ理由について質問をぶつけると、ハリー・ケインは「クラブのレジェンドになりたいからさ」と回答した。

監督のマウリシオ・ポチェッティーノによって課される朝からのタフなダブル・セッションのトレーニングを終え、スパーズのきらびやかなトレーニング・センターの施設内の1階ギャラリーでストライカーは爽やか面持ちで椅子に腰掛けている。

このインタビューに少しばかり遅刻してしまったケインは、それを詫びつつ、その原因であるチームメイトとのランチやミーティングが伸びてしまった理由として、「監督がチームと家族のように接しているからさ」と説明をした。

新シーズンになってから、ケインにとっての初の独占インタビュー。公式戦31ゴールを記録し、イングランド代表デビュー戦でゴールを決め、FA(イングランド・フットボール協会)のポスターにも起用された昨シーズンの大飛躍が『ワン・シーズン・ワンダー(1シーズンのみの幻)』とならないことを証明するためのシーズンとなる。

『最高の』インタビューとなった。「僕はこの15年のスパーズを振り返ることができるけど、昨シーズンは『最高の』キャリアのなかの『良い』シーズンだった。でも、『良い』キャリアのなかの『最高の』シーズンではないよ」と語るケインにとって『最高の』インタビューでは無いであろう。さらにケインは、「おいおい、まだ始まったばかりさ、って言いたいね。ただのスタートだよ」と付け加えた。

すべての視線が彼に向けられている。そのなかで彼はやっていけるのか?それだけの実力を持っているのか?「ファンは、僕がまたやってくれるかどうかに注目してエキサイトしているよね。僕自身もエキサイトしてるんだよ」と22歳になったばかりのケイン。

「僕が僕自身のファンでもあるんだ。ファンの気持ちが分かるからね。もしある選手が、たがが外れたようにいきなりシーズン31ゴールを記録したら、誰だって『まぁ、こんなの一発屋さ。次もできるのかね?』ってなるよ」

「自分を強く信じているから、僕はまたやれると思ってる。僕はどんどん上達していけるってね。『最高の』選手たちはそうだし、彼らは何事にも動じない。そして僕だって、怖気づいたりはしないさ」

まずは背番号を10に変更した件について。ジャーメイン・デフォーがクラブを去った後にケインは18の背番号を引き継いでいた。ストライカーは別れの言葉とともに「この背番号を自分に与えてくれた」と語っており、そういった経緯でケインは背番号を引き継いだ。では、なぜケインは10に変えることを選んだのか?

「スパーズにおいて象徴的な背番号だからさ。これまでにその番号を着けた選手を振り返ると、シェリンガム、キーン、ホドル、ファーディナンド、グリーブスといった選手たちだ。僕の幼少期に、キーンやシェリンガムは僕のアイドルで10番を着けていた。だから、僕にとってその背番号を着けるのはずっと夢だったんだ。確かに18は素晴らしいし、デフォーが僕にくれた背番号さ」

「でも、10番が着けられると知った時、着けたいって気持ちが芽生えたよ。僕はこのクラブを愛しているし、トッテナムで背番号10のユニフォームを着られるなんて、すごいことなんだ。その気持には逆らえなかったよ」

(つづく)