ドンカスター戦レビュー 控え組編成チームで5発
公式ニュース2009年8月27日
水曜のカーリング・カップ第2ラウンド、ドンカスター・ローバーズ戦で、MFトム・ハドルストン、MFジェイミー・オハラ、FWピーター・クラウチ、MFデイビット・ベントリー、そしてFWロマン・パブリュチェンコと5人の役者がゴールを決めて、敵地キープモート・スタジアムでトッテナムが5‐1の快勝を飾っている。。

前半を折り返すまでの3点のリードを奪うという完璧な試合運びを見せたこの日のトッテナム。今シーズンのプレミアリーグ3試合で出場機会に恵まれなかった選手を中心としたチーム編成でこの戦いの望んでのこの磐石のパフォーマンスに、ハリー・レドナップ監督は今後、チーム人選になお一層頭を悩ませることになるだろう。日曜のプレミアリーグ第3節ウェストハム戦からの先発メンバーの変更は7選手。DFカイル・ノートン、MFジオバニ・ドスサントス、オハラ、ベントリー、クラウチ、パブリュチェンコが今季初先発を飾り、DFアラン・ハットンも今季2度目の先発出場となっている。

試合の序盤に攻勢に出たのはホームのドンカスター。開始2分、MFギャレス・ロバーツのクロスにFWジェイムス・ヘイターがぴたりと合わせたシュートは、開始早々の先制ゴールを予感させたがGKカルロ・クディチーニがファインセーブで凌ぐ。さらに、その3分後にもMFジェイムス・チャンバースの右サイドからのクロスにMFジョン・オスターが飛び込むが、これに対してもクディチーニがスーパーセーブで、試合の流れを決めかねなかった序盤の2失点を無に臥している。

それからも序盤の時間帯はローバーズがボールを支配する。しかし、DFアダム・ロックウッドのパスの威力の弱さを突いて思い切りよくチャレンジに出たハドルストンが9分。そのボールを掻っ攫うと、そのまま持ち前の強烈シュートをGKベン・スミスの守るドンカスター・ゴールに突き刺し、先制ゴールを決める。

さらに、畳み掛けるトッテナムは、そのゴールから2分後にベントリーが敵陣に進入。そこからクラウチに繋ぎ、クラウチの落としに走りこんだオハラが狙いすましたシュートで追加点を決め2‐0。

いっきに劣勢に立たされたドンカスターは、オスターがシュートを狙うが、これはクディチーニが難なくキャッチ。さらにヘイターのシュートは枠を外れる。

22分のパブリュチェンコのシュートは枠外。さらにジオバニのシュートはGKスミスがセーブ。ハドルストンが相手タックルを交わしパスの散らしで中盤を主導権を手繰り寄せる。2点リードの余裕もあって、徐々に試合を優位に進め始めたトッテナムは、37分にベントリーのコーナーキックからクラウチが頭で合わせて3点目を奪う。ハーフタイムを前に3点の劣勢を背負うことになったキープモート・スタジアムのローバーズ・ファンは沈黙を強いられ、彼らにとってやはり悔やまれるは開始早々の2度のチャンスをクディチーニに阻止されたこと。前半は徐々に中盤のオハラとハドルストンのコンビが運動量を上げていくかたちで相手を凌駕する展開となっている。

後半に反撃の狼煙を一刻も早く上げたいドンカスターは、MFルイス・ガイのミドルシュートで意欲を見せるがこれは枠外へ。そのあと、左サイドに入ったハットンとジオバニがそのサイドを攻略して演出したチャンスに、オハラが角度の薄いところからシュートを狙うが、わずかにポストをかすめる。

そして迎えた53分。ジオバニの見事なお膳立てからベントリーがペナルティ・スポット付近でのシュートでゴールネットを揺らし、4ゴール目。直後に、ベントリーのフリーキックからクラウチの頭という狙い通りの攻撃パターンでドンカスターのゴールを脅かすが、このヘディング・シュートはバーの上。

4点リードという願いどおりの試合展開で迎えた残り30分。軽傷を負ったDFセバスチャン・バソングを大事をとってベンチに下げたトッテナムは、ハドルストンをディフェンスラインに下げて、MFケビン・プリンス・ボアテンクを中盤の真ん中に据える。投入直後のそのボアテンクが、相手のシュートを自陣エリア内でブロックした際に主審の笛が鳴り、ハンドによるPKがドンカスターに与えられる不運に遭遇する。これをMFマーティン・ウッズに決められて4‐1。

さらにガイのシュートがバーを叩き、その跳ね返りにヘイターが頭から飛び込むなど、ドンカスターが意地を見せ始め、それに乗じてドンカスター・サポーターの声が再び甦る。

しかし、それを直ちに黙らせたのは69分のパブリュチェンコ。ボアテンクの素晴らしいスルーパスに走りこんだパブリュチェンコが、トッテナムの5ゴール目を奪取。

ハリー・レドナップ監督は、スパーズ・デビューとなるMFダニー・ローズを左サイドバックとして投入し、ハドルストンを下げ、左サイドバックで先発していたハットンをセンターバックのポジションに移す。さらに、こちらもスパーズ・デビューとなるGKデイビット・バットンを残り8分のところで大活躍のクディチーニと交代。

後半ロスタイムに、先発フル出場のオハラが弾丸ミドルを放つが、これはDFバイロン・ウェブスターの頭でクリアされ枠外へ。

5‐1の完勝で、カーリング・カップ第3ラウンドに駒を進めたトッテナム。第3ラウンドの対戦相手は、土曜日の現地時間12時15分(日本時間20時15分)に行われる組合せ抽選によって決まる。