/【ユナイテッド対スパーズ】マウリシオ・ポチェッティーノの試合前の記者会見(動画付)

【ユナイテッド対スパーズ】マウリシオ・ポチェッティーノの試合前の記者会見(動画付)

 

金曜日に行われたマウリシオ・ポチェッティーノの記者会見の全コメント。ハリー・ケインの負傷、モウリーニョとの携帯メール、ユナイテッド行きに揺れたダイアーの心境…

 

 

❏ハリー・ケインがハムストリングに軽度の張りとのことだが明日は出れる?

ノー。明日はリスクを取れない。軽度な負傷でとても軽いが、明日の試合ではリスクを取れない。水曜日のレアル・マドリー戦に向けて見守る。明日の出場は不可能だ。


❏ハリーの欠場はどれだけ大きい?

イエス。いつだってすべての選手が出場可能であって欲しい。問題だからね。試合が多くても少なくても、選手たちが出場できる状態であることが望ましいよ。いつものように、我々は組織を信じ、チーム戦力を信じてる。シーズン中は、誰かが負傷を抱えることがあるし、すべての選手を、チーム全体を信じなければならない。

選手たちは機械じゃない。代表戦があったり、3日に1度の試合が組まれたりするのを乗り越えていくのはとても大変だよ。今回の負傷が、それほど大きく無くてラッキーだ。ほんの少しの問題だが、明日の試合はプレーできない。

 

 

 

❏出場はできそうなのか?本人は出場したいと言ったのか?

ノー、ノー、ノー。ドクターやメディカル・スタッフの判断として、リスクを取らないことにしたんだ。ここでリスクを取って、数日で完治する軽い負傷を悪化させるべきではない。

 

❏チーム戦力に自信があるとのことだが、ハリーが欠場になればフォーメーションは変わるか?

今日はウェストハム戦を終えてから2日目でとても難しいよ。フォーメーションを決めるのは明日まで待たなければならない。我々はいくつかのフォーメーションで戦うことができるので変えるのは問題は無い。プレシーズンにこういったシチュエーションに備えて多くのトレーニングをしたからね。

選手たちはいくつかの陣形に適応する能力があるが、まず何よりすべての選手の状態を見定めたうえで、戦うための決定をくだすことになる。

マンチェスター(ユナイテッド)は、1日多く間が空いているから、試合への準備にアドバンテージがある。我々は限られたなかでやっている。レアル・マドリーとの戦いが水曜にあって、それが終わればウェンブリーでパレス戦だ。

 

❏この試合がチームのタイトル争いへの可能性を図ることになる?

聞いてくれ。これまでに我々は戦いを続けてきた、リバプールやレアル・マドリー、そしてマンチェスター。そのたびに、皆さんに、我々が(タイトルに)相応しいのかを証明しなければならないような雰囲気だった。

そんなことはない。我々は戦うことを望み、戦えることを証明しているチームなんだ。

大事なのは、我々が前進するための考え方であり、そしてどの試合においても最高の戦いを目指して勝利し続けることだ。

 

 

❏マンチェスター・ユナイテッドはリバプール戦で守備的な戦術を選んだ。明日はどうなると予想する?

どうなるか予想するのは難しいね。アンフィールドでリバプールと戦うのとオールド・トラフォードでトッテナムと戦うのでは、まったく違う。

わからない。予想するのはとても難しいから、予想できないね。勝利のために我々の最高の武器を生かすことに集中しなければならない。だが、もちろんマンチェスター・ユナイテッドは素晴らしいチームだし、素晴らしいチーム戦力を有している。とても優れた選手が多くいるし、オールド・トラフォードで戦うのは難しいよ。

 

❏ジョゼ・モウリーニョとエリック・ダイアーについてあなたの本に書かれていた(※)が、ジョゼとの関係は?

もう過去のことだ。本には私の正直な思いを書いた。彼との関係は良好だよ。連絡を取り合っているしね。書いた通り。記事の見出しを飾るようなものではない、些細なことだ。

悪く捉えることはない。過去の出来事として綴ったまでだ。問題はないよ。

※2016年12月のユナイテッドとの試合の後にダイアーとモウリーニョがポルトガル語で会話をしていた件。ポチェッティーノは「イングランドで最高のセンターバックになれる」との評価をしていたが、イングランド代表にはミッドフィルダーで定着しているなかでヴィクター・ワニアマの補強により、ミッドフィルダーでのスパーズでの立場が危うくなっていると当時のダイアーが感じている、との懸念を著書に綴っていた。

 

❏当時、エリック・ダイアーは気持ちが揺らぎ、集中を欠いていた?

もう過去のことだ。私の本のことは話したくない。もう過去のことだからね。今の状況とは異なること、1年前の状況をあの本には書いている。

あの本は、この仕事の大変さを、すべての指導者に向けて書いたんだ。そういった問題は私だけじゃなくすべての監督が抱えているんだよ。

時に難しくもあるこの仕事のなかで、あの本が我々のキャリアについてを理解するために多くの指導者の助けになればと思っている。新聞の見出しを飾りたいとか、人間関係に亀裂を生みたいとか、そういう意図ではないんだ。

あなたも私の本を読めるのだから、そこに「モウリーニョは世界最高の監督で、グアルディオラとともに私が最も尊敬している監督である」と書いてあるのが分かるだろう。

読んだことの一部だけをかいつまんで騒ぎ立てられると、私が周りの人を困惑させることになってしまう。私は完璧な人間ではない。私も普通の人間なんだよ。


❏ルーク・ショウが、あなたのもとで「もう一度プレーしたい」、あなたも「それを望んでいる」と言っていたが?

どこで?本は本だよ。あと、しっかり行間を読み取ってくれよ。私が若く、選手だった頃にもそういったこともあった。誰かと充実の日をすごした記憶を、あとになって惜しむことがね。

しかし、過去の気持ちを説明しただけだ。あの本の内容に驚いたから、皆さんは話題にしてくれているのだろうと私は思う。あそこまで正直に、すべてのことを説明している本は、他に見つけるのは難しいからね。そこが大切なんだ。

 

❏だが、ユナイテッドで彼は問題を抱えているポイントではないか?

今日、私は自分の本について話す場ではないと思っている。論争や問題を生み出すために書いたものではない。私にとっての「あの時代」を綴ったんだ。あのシーズン、クラブで何が起こったのかを、あなたやファンの皆さんやフットボール関係者に知ってもらうために書いたんだよ。

あなたが読んだ時、その後に起こった状況を加味して考えてしまう。ハッキリとさせておくが、正直に私の仕事について書いたもので、いつか監督になってみたいと考える多くの人たちにとって、プロのクラブで何が起こっているかを知るためにとても役立つ本になっている。

 

 

❏オールド・トラフォードでのあなたの戦績はベストとは言えないが、どうやって変える?

ノー。スタッツを変えようとするのはエキサイティングだ。大事なことだ。オールド・トラフォードに行って、勝利を目指すことがエキサイティングなんだ。リーグ順位では近い位置にいるし、我々の目的は、適地に乗り込み、勇敢に戦って、勝利を目指すことだ。

 

❏あなたはレモン(欠陥)を持ち続けるか?ネガティブなエネルギーを排除するか?

レモンなら私のオフィスにあるよ!皆さんはよく笑ってくれるね。笑いごとでは無いんだ。問題は、時に過酷な事実であり、ポジティブなものでも、ネガティブなものでもともに持っていかなければならないんだよ。

 

❏「ニュー・ファギー」(新たなアレックス・ファーガソン)と書いていた記事があったが?

受け止めるように受け止めるよ。もちろん、ファーガソンは私にとって最高の監督の1人だったし、私に影響を与えてくれた。もちろん、彼に会ってから、より尊敬するようになったよ。

 

❏サー・アレックス・ファーガソンからあなたが学んだことは?

多くのことだ。多くのことを彼から学んだよ。ただ尊敬する人というのと、実際に会って話を聞いた人にとでは、尊敬の深さが変わるよね。

 

❏ジョゼ・モウリーニョとはメール交換をしていると本のなかで明かしている。前回のジョゼとのメールは?

夏だったね。御存知の通り、彼の父親が亡くなったんだ。そういうった事情で、私は連絡を取ったんだよ。

何ヶ月か前の話しになるね。何も変わっていないよ。当時もそれをみんなの前で明かしていた。本のなかでも書いた通り。サイモン(スパーズの広報担当者)やヘススがいて、メディアがいる前だったね。

私には私の意見がある。それ以上では無い。彼のことは尊敬しているし、エスパニョールで私がキャリアをスタートさせた若い頃、彼はレアル・マドリーに招いてくれてしとても感謝している。その気持は変わらないよ。

 

❏エリク・ラメラは復帰が迫っている?

以前も話したが、彼自身から「監督、ヘスス、ドクター。僕はもう戦える状態だよ」と言ってくれるのを待っているんだ。

我々にとっては、もうすぐ、もうすぐなんだ。待ってるんだよ。彼が我々を驚かしてくれるのが、今日かもしれないし、来週かもしれない。私はもう間もなくだと思っている。本人が気持ちのなかで、「よし、戦える」と思えるようになるのが大事なんだよ。

 

 

❏このビッグカードでハリー・ケインが欠場したのは「ハリー・ケインのチーム」では無いことを証明する好機か?

ノー。そんなことを証明する必要はない。我々はトッテナムだ。おそらく、多くの人たちがそのようなことを考えているだろうが、我々はノーだ。昨シーズン、彼が負傷欠場している期間の我々のスタッツを見てみればいい。ハリーがいても勝ったり負けたり、ハリーがいなくても勝ったり負けたりなんだ。

もちろん、残念なことだよ。ハリーはメインのストライカーであり、世界最高のストライカーの1人だし、悔やまれるよ。どのチームだって、ベストなストライカーが離脱すれば惜しいだろ?私は愚かではない。これがフットボールなんだ。皆さんにいつも言っているように、選手たちは機械じゃないし、いつもプレーがしたいんだ。しかし、監督が選手を休ませれば、まず記者の皆さんがファンを煽り、問題を作り上げ、ファンが「なぜプレーしないだ?」と不満を言い出してしまう。

 

 

さらに選手自身も、「監督はなぜ自分を出してくれないんだ?ゴールを決めたいのに」となる。だが、選手は機械じゃない。

そして皆さんにも負傷のことを学んで欲しい。今、彼がどういった状態にあるのか。私から伝えられる情報は全て読み上げた通りだ。私は、この2-3週間、何試合か前にヘススが教えてくれたことを覚えている。ハダーズフィールド戦の試合終了10分前、選手たちは休ませなければならなかった。代表戦を2試合戦っていたからだ。

そして、「監督、なんで残り10分間プレーさせてくれなかった?ハットトリックが懸かってたんだ。ルカクやアグエロと競っているのに…」となる。

そうやって選手にプレッシャーを与えてしまう。難しいことだよ。本にも書いたんだ。どれほどこの仕事が難しいか。全員をハッピーにすることはできないが、誰かが痛手を負うことになった時、選手か?次には?チームが痛手を負う。さらに次は?我々コーチ陣。これから我々の最高の選手の1人を失う。それが我々の仕事であり、文句は言えないんだ。

 

❏あなたの過去2度のリーグでのマンチェスター・ユナイテッド戦は負けと引き分け。今回は良いタイミングでの対戦か?

マンチェスター・ユナイテッドのように素晴らしい選手が揃い、素晴らしい監督がいるビッグチームと戦う時は、何とも言えないよ。今の時期なら楽勝だなんて言えっこないし、逆に今の時期だと厳しいと言うものでもない。

自分たちがその試合にどう備え、どう戦い、どうあるかなんだ。フットボールは常にそう…何が起こるかなんて予想がつかないものだよ。戦う方針を決めて、プランを練っても、フットボールではどんなことでも起こりうる。だからこそ、みんながフットボールを愛しているんだ。