ポチェッティーノ監督の記者会見:クリスマス、年末年始シーズン、バーンリー、ハリー・ケインついて、他

バーンリー戦を前に、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の記者会見での全文。

 

 

ポール・クレメントの解雇について

それについてコメントするのはとても難しいよ。とても悲しいニュースだね。彼やそのスタッフとはとてもいい関係にあったんだ。もちろん、残念な気持ちだし今後の幸運を祈っているよ。だが、内部で何があったのかは分からないし何とも言えないね。

 

マンチェスター・シティ戦から立ち直りについて

みんなの反応はよかったね。もちろん前を向いて気持ちを切り替えていくことは何時でも大事なことだ。だが時として、試合を分析していると実際に経験したよりもよく分かることがあるものだ。みんなが感じたことは、非常にタフな試合だったこと、そして目指す形のプレーにチームはきちんと即してできていたとも混じた。

とても大きな試合だったし、そこから学んで向上していけるよ。ポジティブな要素は沢山あったと思う。確かに試合直後は結果はダメだし感情的にはよくなかった。だか数日たって試合をもう一度見て選手たちと話せば、気持ちはどう学んでいくか、どう向上していくかということに向くよ。自分たちの信ずるやり方でプレーすれば
勝てると思っているが、こう言う試合では小さなミスで大きくしっぺ返しを喰らうし、そうなれば結果を覆したり感覚を切り替えたりするのも難しくなる。

チームは前に進んでいるよ。今週はとても大変な一週間だった。トレーニングに励み、考えを一新してね。全員で一丸となって闘い、改善の道を見つけていくんだ。そして次の試合で勝ちに行く。我々にとっては非常に大事なことだ。

 

デレ・アリとハリー・ケインのカードについてはどう思うか?

彼らは自分ではよく分かっているよ。タイミングの問題だと思うよ。少し遅かったかは議論の余地があるね。余り宜しくないタックルをしてしまうこともある。状況のなかではあるよ。勝てなければハッピーじゃないし、落胆もする。フラストレーションも募る。何とか変えようとしても、ミスってタイミングが遅れてしまうこともあるさ。

フットボールとはそういうものだ。相手を傷つけようと言う悪い意図はない。結果が悪い時だけ、悪質ということになってしまう。もっと走ろう、ボールを取り戻そうとして、時として遅れたタイミングでタックルしてしまうんだ。

だが彼らはそういう好戦的な選手じゃないよ。自分たちでも、タイミングが遅かったと分っているさ。強調するけど、悪意をもってやったわけではないんだ。

 
マン・シティ戦でゴールを決められなかったハリー・ケイン

 

クリスマス時期の日程で、何を期待しているか?

うまく行くだろうね。間違いないよ。みんなお互いを信頼しているからね。チームを信じているし、チームも自分たちのやっていることを信じている。常にできるだけ高みを目指しているしね。もちろん勝利が必要なのは分かっている。

今シーズンのスタッツは去年とそう変わっていない。違いは勝ち星がひとつ少ないことかな。あるいは3ポイント少ないと言うか。だがまだチャンピオンズリーグにいるし、状況も違う。全てが違っているよ。多分、他のチームが大幅に向上したんだろう。マンチェスター・シティのようにね。現在首位だ。我々もそれに続いて精進するだけさ。信じることはとても大切なんだ。一層の気合を入れて試合に勝利し、トップ4との差を縮める。戦いの結果がどうなるか見てみよう。シーズンが終わるまで先は長いんだ。

 

デレ・アリの調子について

当然改善していかなきゃね。上向いてるよ。まだ若い選手だ。21歳だよ。2シーズン半でこれだけのことを成し遂げたんだ。彼をトップレベルまで押し上げていくよ。欧州の、そして世界の若手と渡り合っていけるように、彼を助けていかなければね。

彼は非常に才能ある選手だ。我々だけじゃなく、イングランドにとっても重要な選手だよ。我々の仕事は彼を後押ししていくことだ。彼はまだまだ若い選手だし、我々はそういう選手を理解しないとね。今はベストの状態じゃないかもしれないが、今は前のようなパフォーマンスを取り戻せるように、彼をサポートしよりよい環境を整える時だ。

私は彼に満足だよ。私はみんなの助けになりたいタイプなんだ。よく話し合ってるし、今週は彼にとっていい一週間になったと思うよ。彼はまだ21歳だということを忘れてはいけない。

 

バーンリーのショーン・ダイチ監督についてはどう思うか?

ファンタスティックな仕事をしているね。一目瞭然だ。チャンピオンシップにいた。1部にいて一度は降格した。そしてまたプレミアリーグに昇格した。その忍耐力。進めているプロジェクト。ファンタスティックだよ。

チャンピオンシップでやっていたときも素晴らしい監督だった。プレミアリーグでもだ。トップリーグでやっている。それは彼だけじゃなく、選手やクラブそのものの素晴らしさをよく物語っているよ。忍耐強くプロジェクトを進めている。

ブレることなく継続性を保っている。素晴らしいシーズンを送っているね。素晴らしい報奨だよ。彼にとっても、選手やクラブ、会長から用具係の人たちに至るまで、素晴らしい報奨になっている。プレミアリーグでファンタスティックな仕事をしているよ。

 

ウェンブリーでは終了間際に同点ゴールを奪われたが、それに対してまだ怒っているか?

そうだね。あれにはもう、とんでもなくがっかりきたよ。優勢に進めていたのに、2ポイントを失ったのは酷かった。だがもう気持ちは切り替えたよ。今は勝利を目指すことだ。土曜はとてもタフな試合になるだろうね。彼らは自分たちのプレーに大いに自信を持っている。ホームでは大いにタフさを発揮するチームだ。我々にとっては勝てば大きな3ポイントになる。この難しい試合を控えて、準備万端の姿勢で臨まなければ。これはバトルとなるからね。

 

お気に入りのクリスマスソングは?

とても良い質問だね。馬鹿々々しい質問なんかじゃないよ。クリスマスにまつわることは何でも好きだよ。大いに楽しんでる。だが特に気に入ってるってのはないね。全部好きだし、色々な歌を聴くのが楽しいからね。皆と過ごすのにとてもいい時期だ。君たちとも、選手たち、スタッフや、家族ともね。楽しんでいるよ。イングランドでクリスマスを過ごすのは4度目だ。満喫しているよ。

 

ダイチ監督は十分な賞賛を得ているか、英国人であるがゆえに過小評価されうるか?

それは君たち自身が答えるべきじゃないのかい?外国人として私は日々、彼も他の監督も英国人の監督も大いに称賛しているよ。彼の業績は大いに評価されるべきと思うね。

 
ショーン・ダイチ

我々英国人はその能力の価値をあまり認めていないだろうか?

一般論だが、スペインやアルゼンチン、フランスにいたが、どこでも同じだよ。アカデミーから上がって来た選手たちにも同じことが起こる。彼らも同じように感じているよ。私が監督や選手として所属していたエスパニョール、サウサンプトン、パリ・サンジェルマンや、そしてここでも同じ見方、同じ感覚があるね。

なぜ、大陸や他のクラブから来た選手に、自前の選手たちより良い評価を与えるんだ?彼らは8歳の時からここにいるんだよ。これはどこの国にもあることだ。どこでもそういう風潮はあるんだ。

 

デレのベストフォームの話に戻って、スーパーゴールを1つ決めればそれがきっかけになるか?

そう言うほど簡単なものではないと思うよ。人生は多くの物事から成り立ってる。2シーズン半で彼が成し遂げた成功は素晴らしいものだ。今は彼のパフォーマンスが悪いと言うわけではない。彼はよくやっているが、安定して続ける必要がある。一度落ち込むと戻すのに時間が必要なんだ。

今、我々に求められているのは、彼をサポートすることだ。クラブのサポート、コーチ陣のサポートだ。環境を整えて信頼すること。若い選手たちは、ハリー・ウィンクスもハリー・ケインもみんなそれぞれだ。選手たちがベストの状態じゃないのではと感じているときに、大事なことは、もう一度、以前のレベルに戻れるように、より助けになるものを整えてあげることなんだ。

 

4位で満足するか?

いいや。

 

もっと上に行きたい?

もちろんだよ。私はそんなに簡単な人間じゃない。リスクを冒すのが大好きなんだ。だからここにいるんだよ。自分を勝利者だと思っている。勝者でも負けることもあるし、その痛みを知るためにも負ける必要がある。試合の結果から逃げるようなことはしない。絶対しないよ。

 

 
出場停止が明けてバーンリー戦から出場可能となるダビンソン・サンチェス

 

ダビンソン・サンチェスの不在について

試合に出なかった選手の話をするのは好きじゃないんだ。負ければ「人の性」として、ピッチにいなかった選手が悔やまれるが、私の試合の評価や分析にそれは関係ないよ。

怪我や、彼の場合は出場停止だが、そういう選手を敗戦の言い訳には決してしない。あの選手やこの選手のおかげで勝ったり負けたりする。先発ラインアップも変わる。全ての選手を尊重しているからね。それは一番大事なことだ。敬意を払える24人の選手がチームにいる。そうすれば誰を選んでもOKさ。

どの選手でも怪我や出場不可になれば残念だよ。全員がフィットしていれば、チームはより強力な先発の11人を組める。

ワニアマは復帰間近だ。チームと一緒に練習する時間も少しは取れた。チームにとってもそれは重要なことなんだ。トビーも順調だ。全員の体調が整い、みんなでプレーできるまでもうほんのちょっとだ。

 

1月の補強プランは?

加入していきなりチームに貢献できるような選手を見つけるのはとても大変だよ。でもあるかも知れないね。オプションの一つだ。理由は様々だが、出ていく選手もいれば入ってくる選手もいる。可能な選手がいるならば、新戦力獲得もありうるよ。