毎シーズン、スパーズがその志を満たしていくためには、プレミアリーグのタイトルの可能性だけではなく、実際にトロフィーを勝ち取っていく必要があるとハリー・ケインは認めている。

 

Tottenham star Harry Kane has yet to score this month

8月の公式戦ではノーゴールが続くハリー・ケイン

 

 

2014年にマウリシオ・ポチェッティーノが監督に就任してから、常に前のシーズンを超えるパフォーマンスを披露し、着実に成長を遂げているスパーズ。

2シーズン前の3位から昨シーズンは2位にリーグ順位を上げ、残す高みはリーグ首位のみだ。

「僕らが目指すのはそこだよ。3位、そして2位・・・。これ以上の成長を遂げるには、リーグ制覇か他のタイトルを獲るかしかないからね」

「それが僕らの目標さ。常にそれを目指している。これまでやってきたことをと続けていって、その目標が叶うことを願っているよ」

 

ケインのゴール量産体勢がスタートすれば、トッテナムがタイトル獲得に近づくだろうが、毎シーズン、ケインはなかなかのスロースタートとなっている。

ハリー・ケインはプレミアリーグで78ゴールを記録しているが、シーズンの開幕月となる8月に記録したゴールは皆無だ。昨シーズンの最初のリーグ戦でのゴールは、9月10日のサンダーランド戦で生まれたものだった。

 

日曜、2-1で敗れたチェルシー戦では、2度、ゴールを迫ったがチボー・クルトワの好守に阻まれ、さらにポストに弾かれたシュートもあった。できるだけ早くハリー・ケインのゴールが生まれることが極めて重要だ。

「8月のゴールが無いことは、かなり話題になってるのは知ってるけど、それが僕に影響することはない」

「チームのために良いプレーをしようと頑張っている。どの試合でも良いプレーをね。チェルシー戦のように、わずかなチャンスでポストに弾かれたり、ゴールに決まってくれないことは時々あるんだ」

「それもこの競技の性質だからね。一生懸命続けていき、直向きにそのうちゴールが決まると信じてやっていくよ」

 

残念な試合となったが、シーズンが終わる来年の5月まではまだまだ長い道のりである。トッテナムのスターは、チェルシー戦の結果こそ望まぬものであったが、その内容は長いシーズンを戦う上でポジティブな点が多かったと話す。

「結果は望んだものではなかったけど、僕らの戦い方からはポジティブなところが多かったよ。試合を支配していたし、前半も後半もより良いチャンスを作っていた。決定力の差が大きいね」

「気を強くもって顔を上げないといけないよ。良いプレーをしていたけど、僕らの日じゃなかったんだ。前に進み、来週は勝利を狙うよ」

「まだまだシーズンは長いし、これからもウェンブリーで多くの試合が待っている。 これまで通りに僕らは続けていくことさ。これまでの戦い方を続けて、トレーニングにも一生懸命励み続ける。そうすれば結果はついてくるよ」

「チェルシーの試合については、誰もが試合内容とは逆の結果になったと納得するはずだ。結果が出なかった。それがフットボールだし、人生もそういうものさ。それを受け入れて、前に進むしか無い」

 

その切り替えはすぐに可能だ。次節は、日曜にバーンリーがウェンブリーを訪れる。そこでこの問題が最先端の心理学上、克服不可能な問題なのかがハッキリするかもしれない。

ナショナル・スタジアムでの過去10試合でスパーズは7度目の敗戦を喫した。マンチェスター大学のキャリー・クーパー教授は次のように語る。

「この件は、選手たちの感情に影響しているでしょう。フットボール選手はこの手の迷信を信じやすく、このスタジアムの件も選手たちは気にかけているはずです。ファンもまたそうですね。負けが続くと、ファンの反応も消極的になり、それがネガティブな影響に繋がるんです」

「まず彼らに必要なのは、何試合か勝利することです。それで状況は一変しますよ。彼らがすべきはそれですね」

「大局的に見て、フットボールは勝利することで、心理的には大きく変化していきます。ライバルであるビッグクラブからの一つの良い勝利が、状況を一変させます。それがこの競技の特性だと言えますね」