プレシーズンからスパーズで準備を整えてきた今シーズンは、昨シーズンとはまったく異なると語るムサ・シソコ。

 

昨年の夏の移籍マーケット最終日、クラブ記録となる3000万ポンドの移籍金でニューカッスルからスパーズに移籍したシソコだが、加入のシーズンはスパーズで苦戦を強いられた。プレミアリーグでの先発は8試合にとどまり、ノーゴール。11月にはマウリシオ・ポチェッティーノ監督がトレーニングや試合での熱心さが足りないと珍しく批判を公言することがあったほどだった。

この夏、フランス代表ミッドフィルダーには移籍の噂が絶えなかったが、シーズンのは入り方は上々でここまで4試合すべてに出場。3-0で勝利した土曜日のエバートン戦では好印象を残している。

 

昨年の夏、ユーロ2016を終えて移籍の成立を待っている間、ニューカッスルでのプレシーズンが不十分であったと認めるシソコ。それがスパーズでの初シーズンでの不調に繋がったが、今シーズンはプレシーズンのアメリカ・ツアーを体調不良によって帯同外となったものの、準備が整っているとシソコは語る。

 

「今シーズンはまったく違うよ。だって、しっかりチームとプレシーズンを過ごしたからね。昨シーズンは最後の最後に移籍が決まって、プレシーズンをまともに過ごせなかったから大変だったよ」

「今は気分も良いし、周りのみんなと同じように戦う準備ができていて、チームのために僕の全力を出そうと頑張れる。今シーズンは良いプレーをして、リーグやチャンピオンズリーグ、国内カップで僕らみんなで良い戦いができることを願っているよ」

「先発で出れると嬉しいよね。監督が僕にチャンスをくれて、僕は全力を出せるように頑張る。チームのみんなと同じように僕は良いプレーができたと思うから、ハッピーだね」

 

土曜日の試合で、シソコのシュートがアシュリー・ウィリアムスに阻まれたため、不運にもスパーズでの初ゴールがおあずけとなったが、ハリー・ケインの2ゴールとクリスチャン・エリクセンのゴールでチームは勝利した。

 

2016年の夏にニューカッスルからスパーズに移籍したムサ・シソコ

「チャンスがあったけどゴールを決められなかった。それもフットボールだけど次こそは決めたいね。でも、何より大事なのは良い試合ができたこと。僕のゴールはすぐ決まると期待しているよ」

 

シソコは、グディソン・パークでベンチ入りした新加入のセルジュ・オーリエとリーグ・アンのトゥールーズで1シーズンをともに過ごしている。7月にマンチェスター・シティに移籍したカイル・ウォーカーの代役として、コートジボワール代表サイドバックには十分なクオリティがあるとシソコは語る。

 

「彼は(ウォーカーに)似たタイプの選手だ。良い補強になるよ。彼がチームをより高みに導いてくれるはずさ。今シーズン、僕らには多くの目標がある。みんなで結束して、良いプレーができるようにしたいね」

「僕が彼について多くを語る必要はないよね。彼はパリ・サンジェルマンでプレーしていたわけだし、チャンピオンズリーグの舞台では凄い試合をこなしているから、みんなも彼を知ってるよね」

「彼はとても良い選手で、守備は強力だし攻撃もできる。僕らのプレースタイルなら、彼はチームに順調に適応してくれると思うよ」

 

一方、オーリエはPSG時代を振り返り、2016年5月にパリのナイトクラブで警官に暴行を働いた件で、昨年9月に有罪となってからは「囚人のようだった」と語っている。

2ヶ月の実刑と600ユーロの罰金、1500万ユーロの慰謝料を科された24歳のオーリエ。その後、無実の主張を繰り広げ、罰金は減額となり、今回、イギリスの労働許可証を取得するに至っている。

「問題だったよ。みんなが知っている問題だ。あの件以降、僕は囚人のようだった。何もできず、自分のことを何も説明させてもらえず、何も話ができなかった。プレスに向けて話すこともできなかったんだ」

「おかげで自分の殻に閉じこもることになった。ずっとその運命を背負ってね。周りの選手と一緒にいるときでも、僕は周りの目を避けていた。平常心ではいられなくなり、誰にも喜びを与えることはなかった。その結果、僕は去るべき時だと決断したんだ」