南アフリカ出身の若手ディフェンダーがヨーロッパで成功を掴む方法を知るマウリシオ・ポチェッティーノは、新たにトッテナムに加入したダビンソン・サンチェスには世界最高のセンターバックの1人になる素質があると信じている。

 

トッテナムは今週、クラブ記録となる3650万ポンドの移籍金でサンチェスを獲得。ポチェッティーノ曰く、並み居る他クラブとの争奪戦に勝っての獲得劇となったようだ。なお、労働許可証が間に合えば、日曜のバーンリー戦でデビューの可能性がある。

現在のサンチェスよりも1つ年上の22歳の若さでアルゼンチンのクラブ、ニューウェル・オールドボーイズからエスパニョールに渡った当時を振り返り、ポチェッティーノは「とても困難だった」と語る。しかし、サンチェスは20歳の誕生日を迎えた1週間後にコロンビアからアヤックスに渡り、アムステルダムで過ごした1シーズン目でクラブのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。

 

「そこが我々の目に留まったんだよ。アヤックスにやってきた当初から彼はクオリティを見せていたし、個性や人間性を誇示し始めていた。彼の最初のシーズン(昨シーズン)のアヤックスのベスト・プレーヤーは彼だったと私は思う。それだけの大きな個性と人間性を彼は持っている選手だっていうことさ。それと大きなポテンシャルだね」

 

「彼の獲得の可能性を我々が知った時は、我々は彼が将来世界最高のセンターバックになる信じていたから、とてつもないチャンスの到来だったんだ。だからこそ、彼の獲得に我々は尽力したんだよ」

 

そう語るポチェッティーノだが、サンチェスの獲得に本腰を入れる前に、ヨーロッパのより資金力のあるクラブの移籍マーケットでの動向が落ち着くのをトッテナムは待たなければならなかったと考えている。

コロンビア代表ディフェンダーはアヤックスですぐさま結果を出したが、同様にポチェッティーノもこの21歳が木曜に2度目のトレーニング参加で強烈な衝撃を覚えたようだ。

 

「彼に食って掛かったのさ!昨日(木曜)ね。エリア内で一緒にプレーしていて、ボールが私と彼の中間に浮いで…ドーン!彼は倒れ、ボールは私のもとにあったよ!」

 

加入したシーズンにアヤックスのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得したダビンソン・サンチェス

 

高いディフェンスラインを採用するスパーズにサンチェスが適応できるかを語るポチェッティーノ。

 

「彼はとてもアグレッシブで速く、ディフェンスにおいてもリスクをとってプレーするのが大好きだ」

「彼はトッテナムへ移籍し、プレーすることを望んでくれた。多くのクラブが関心を示すなかで、ダビンソンは我々とともにいる。彼が我々クラブへの加入を選んでくれたんだ。彼は若いが、コパ・リベルタドーレスを(アトレティコ・ナシオナルで)コロンビア時代に獲得している。アヤックスではレギュラーとなり、ヨーロッパリーグのファイナルでマンチェスター・ユナイテッドと戦った」

「彼は若いが、その歴史と背景は実に見事だ。彼の人間性や、アグレッシブさ、速さを私は好んでいる。彼なら我々にしっかりとフィットしてくれるだろう」

 

「私は(ヨーロッパに)妻と一緒にやってきた。恐れてはいなかったが、分からないことだらけで受け身になる。アメリカからヨーロッパにやってくると、こちらでは何が好まれるのか、勝手が分からないんだ。とにかく郷に行けば郷に従えなのさ」

「しかし、彼は凄いんだ。英語をとても上手に話すし、ここに来て初日から、ここにいる他の選手たちと遜色が無いように私は感じたほどだった。チームメイトにとても温かく歓迎されているし、彼は我々の一員だよ」

 

 

ポチェッティーノは、サンチェスの加入がトビー・アルデルヴァイレルトの未来とは無関係であることを付け加えた。この18ヶ月間でトッテナムとの契約更新をしていない唯一のレギュラー選手がトビーである。

 

アルデルヴァイレルトはスパーズでハッピーであり、移籍マーケットが終われば、彼の新契約の交渉も解決するだろうと見通しを明かす。

「それは関係ないよ。今日、私は1時間ほどトビーと話した。彼はここでとてもハッピーだ。クラブはチームに新たなクオリティを加えるためにとても忙しいんだよ。ダビンソンによってセンターバックのポジション争いが熾烈になるのは確かだが、それは良い意味しかない。

「移籍マーケットが終われば、ダニエル(レビィ会長)がクラブの全選手をハッピーにすべく、仕事をしてくれるはずだ」